Native Instrmentから販売されている「SYMPHONY SERIES PERCUSSION」はSonuscoreとコラボレーションして生まれたオーケストラ・パーカッション音源です。
「SYMPHONY SERIES PERCUSSION」以外にNative InstrmentとSonuscoreは「ACTION STRIKES」「ACTION STRINGS EMOTIVE」でもコラボをしており、この2社はなにかと縁のある会社のように感じます。
有名サンプラーのKONTAKTを開発したNative Instrmentが販売元ということもあり、この音源を使用する際にはKONTAKTが必須。本家の作成した音源ということもあってKONTAKTで使える機能をフルに活用できる非常によくできたパーカッション音源となっています。
「ステレオマイク」「クローズマイク」「ミッドマイク」「ファーマイク」「スポットマイク」の5種類のマイク位置が異なる音源が収録されており、調整によってジャンルの違う曲制作が可能です。
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SYMPHONY SERIES PERCUSSIONの紹介
音源概要
参考動画
公式HP
商品リンク
SYMPHONY SERIES PERCUSSIONの使い方
音源を読み込む
SYMPHONY SERIES PERCUSSIONでは「Drums」「Tuned Percussion」「Cymbals」「Metal」「Wood」「Kits」から選択してKONTAKT上に読み込ませます。
- Drums:
バスドラム、スネア、タムなどの打楽器 - TunedPercussion:
ティンパニ、チェレスタ、グロッケン、マリンバなど - Cymbals:
シンバル、ゴングなど - Metal:
トライアングル、チャイム、タンバリンなど - Wood:
カスタネット、ギロなど - Kits:
パーカッションキット、シンバルキット、スネアキットなどで1つのNKIファイルの中に複数の楽器が含まれる。
パフォーマンス設定を行う
Performanceタブでは「アタック」「リリース」「ピッチ」「ベロシティ」「ラウンドロビン」の設定ができます。
■パフォーマンスコントロール設定
エクスプレッションやMIDIノート入力時アタックタイムのほか「リリースタイム」「ピッチ」「ベロシティ」の調整もパフォーマンスタブで行います。
■ラウンドロビン設定(サンプルバリエーション)
ラウンドロビン設定では「Cont」か「Rand」から選択します。
- Cont:ラウンドロビンのサンプルが順番となる。
- Rand:ラウンドロビンのサンプルがMIDIノート毎にランダムとなる。
マッピング確認を行う
MappingタブでMIDIキーに割り当てられたマップを確認できます。
- Hits:
ドラムヘッドの中央を叩く音 - Edge:
ドラムエッジを叩く音 - Trem:
トレモロ奏法 - Cresc:
クレッシェンド奏法 - Flam:
フラム奏法 - VelLayers:
MIDIノートのベロシティに影響なくキーの左から右にかけてベロシティが強くなります。
■キースイッチ
「Hits」と「Edge」を切り替えます。HitsとEdgeの切り替えはVelLayersのMIDIノートの時のアーティキュレーションとなります。
ミキサー設定を行う
Mixerタブではマイクの設定および「イコライザー」「リバーブ」「コンプレッサ」「フィルター」の設定が可能です。
■マイクの設定
SYMPHONY SERIES PERCUSSIONではマイクが4種類用意されており、「ステレオマイク」「クローズマイク」「ミッドマイク」「ファーマイク」「スポット」の中から選択します。また、それぞれMIXすることも可能です。
エフェクトの設定を行う
Mixerタブの下部にて音源に「イコライザー」「リバーブ」「コンプレッサ」「フィルター」をかけることが可能です。
■イコライザー(EQ)
EQ設定はKONTAKT内の3-band EQに割り当てられており、LowとHighはバンド幅が0.5でMidのみノブにて変更可能です。
■リバーブ(REVERB)
10グループ100種類のリバーブから選択可能です。
■コンプレッサー(COMP) フィルター(FILTER)
COMP設定はKONTAKT内のSolid Bus Compに割り当てられています。FILTER設定はKONTAKT内のLP2(ローパスフィルタ)に割り当てられています。FILTER設定のResonanceはカットオフの周波数をどの程度目立たせるかを設定でき、Resonanceを100パーセントにするとカットオフで設定した周波数はブーストされカットオフ周波数以下は少し抑えられます。