Native Instrmentから販売されている「SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLE」はSoundironとコラボレーションして生まれたブラス音源です。
有名サンプラーのKONTAKTを開発したNative Instrmentが販売元ということもあり、この音源を使用する際にはKONTAKTが必須。本家の作成した音源ということもあってKONTAKTで使える機能をフルに活用できる非常によくできたブラス音源となっています。
「ステレオマイク」「クローズマイク」「ミッドマイク」「ファーマイク」の4種類のマイク位置が違う音源が収録されているため調整によっては複数ジャンルの曲制作が可能です。
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SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLEの紹介
音源概要
参考動画
公式HP
商品リンク
SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLEの使い方
音源を読み込む
SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLEでは「ベースウィンド」「ファゴット(バスーン)」「クラリネット」「フルート」「オーボエ」「サックス」7つの木管楽器と1つのアンサンブルから選択してKONTAKT上に読み込ませます。
アンサンブル設定を行う
※ここではWoodwind Ensemble.nkiを読み込んだ場合の操作を説明します。
アンサンブル設定はEnsembleタブから変更できます。
「バスウィンド」「バスーン」「クラリネット」「オーボエ」「フルート」のボタンをクリックすると使用または未使用に切り替わり、またアンサンブルごとに音量の調節ができます(Ensembleタブに表示されているキーが各楽器の割り当てとなります)
パフォーマンスコントロールを行う
■アーティキュレーションの選択
SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLEではそれぞれの音源ごとにアーティキュレーションが複数用意されており、最大8種類のアーティキュレーションをMIDIノートへ割り当てが可能となっています。
アーティキュレーションはキースイッチで変更可能。デフォルトはMIDIノートのC0~G0に割り当てられています。キースイッチのMIDIノート変更や対応するアーティキュレーションの変更も可能です。
■パフォーマンス設定
ダイナミクスのコントロールはパフォーマンスタブ内の中央のつまみから変更可能。デフォルトではモジュレーションホイール(MIDI CC1)に割り当てられており、動的にダイナミクスを調整する場合に使用します。
エクスプレッションやMIDIノート入力時、「アタックタイム」「リリース」「タイネス(サンプル音源の再生位置の設定)」「モーション(ビブラート)」もパフォーマンスタブで行います。
■アルペジオ設定
パフォーマンスタブではアルペジオの設定が可能です。アルペジオを有効にしたときにはMIDIノート1つで「Type」「Mode」「Count」「Speed」で設定したとおりの演奏がされます。
■ラウンドロビン設定
Staccatoではラウンドロビンが8パターンあるサンプルを1から8の順番に再生されます。VelSenseを有効にするとヴェロシティの強さでDynamicsと同じ効果が得られます。
ミキサー設定を行う
ミキサー設定をおこなう場合、Mixerタブでマイクの設定やエフェクトの設定ができます。
■マイクの設定
SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLEではマイクが4種類用意されており、「ステレオマイク」「クローズマイク」「ミッドマイク」「ファーマイク」の中から選択します。また、それぞれMIXすることも可能です。
エフェクトの設定を行う
Mixerタブの下部にて音源に「イコライザー」「コンプレッサ」「リバーブ」をかけることが可能です。
■イコライザー(EQ)
EQ設定はKONTAKT内の3-band EQに割り当てられています。Midのみバンド幅の設定が可能でLowとHighはバンド幅が0.5に設定されています。
■リバーブ(REVERB)
10グループ100種類のリバーブから選択可能です。
■コンプレッサー(COMP)
COMP設定はKONTAKT内のSolid Bus Compに割り当てられています。
FILTER設定はKONTAKT内のLP2(ローパスフィルタ)に割り当てられています。FILTER設定のResonanceはカットオフの周波数をどの程度目立たせるかを設定でき、Resonanceを100パーセントにするとカットオフで設定した周波数はブーストされカットオフ周波数以下は少し抑えられます。