cakewalk by bandlabではいくつかのアドオンを無料で使用できます。
一部試用版のものもありますが、いろいろ役立つため自分の環境に合わせて利用すると良いでしょう。
今回はそんなアドオンのインストールから起動方法までを簡単に説明します。
アドオンの種類と概要
Studio instruments Suite
Studio instruments Suiteは4種類の音源が収録されています。
- エレクトリックピアノ音源「SI-Electric Piano」
- ストリングス音源「SI-Strings」
- ベース音源「SI-Bass Guitar」
- ドラム音源「SI-Drums」
Drum Replacer
Drum Replacerは録音されたドラムの各パーツごとの音を別の音に置き換えることができるプラグインです。
例えば1つのトラックになったドラムオーディオからスネアだけ別の音に置き換えたり残響だけ取り除いたりすることができます。
Melodyne(30日間試用版)
Melodyneはボーカルや楽器などのオーディオデータのピッチ補正やタイミング補正などできるツールです。
ちょっとした修正なら気にならない程度にできるなど再録の手間を減らしてくれます。
ただし試用版のため無料利用は30日間。試用期間中に今後について検討しながら利用しましょう。
Theme Editor
cakewalkのGUIを編集、加工できるエディターです。
Prochannelやcakewalkに付属するプラグインのパネルの色や柄などを変更できます。
インストール
アドオンは『BandLab Assistant』からインストールできます。
Studio instruments SuiteとDrum Replacerはダウンロード終了後に自動でインストールされますが、Melodyne 4とThema Editorはインストール画面が表示後に手順に沿ってインストール作業を進める必要があります。
アドオンのインストール方法
①BandLab Assistantを起動します。
②Appsタブを開き、cakewalk by bandlabのプルダウンから『Install Add-ons...』をクリックします。
③インストール可能なアドオンが表示されるので、インストールしたいアドオンにチェックを入れて『Install』をクリックします。
④ダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了するまで待ちます。
⑤ダウンロードが完了すると自動でインストールが始まります。Melodyne 4とThema Editor以外はそのままインストールが進みます。
Melodyne 4のインストール
アドオンの自動インストールが進んでMelodyne 4のインストールタイミングになるとインストール画面が表示されます。以下の手順に沿ってインストールを進めます。
①使用したい言語(ここでは日本語)を選択し、『次へ』をクリックします。
②内容を確認して『次へ』をクリックします。
③内容を確認して『同意します』にチェックを入れ『次へ』をクリックします。
④自分のDAW環境に合わせて32bitもしくは64bitのVST2にチェックを入れて『次へ』をクリックします。
⑤32bitのVSTのインストール先を指定して『次へ』をクリックします。
⑥64bitのVSTのインストール先を選択して『次へ』をクリックします。
⑦『インストール』をクリックします。
⑧InstallShield Wizardの完了画面が表示されたら『完了』をクリックして終了させます。
Cakewalk Thema Editorのインストール
Cakewalk Thema EditorのインストールはデスクトップまたはWindowsのスタートメニューから『Cakewalk Theme Editor』を起動させます。
初回起動時にセットアップウィザードが表示されインストールを行います。
①Cakewalk Theme Editorのセットアップウィザードが表示されたら『Next』をクリックします。
②インストールフォルダを指定して『Next』をクリックします。場所を変更しない場合はデフォルトの場所でOKです。
③『参照』をクリックして使用するイメージエディターの実行ファイル(.exe)を選択し、『Next』をクリックします(※Cakewalk Thema Editorから画像を編集する場合、Windows標準のペイントアプリなどの外部のイメージエディターを呼び出して行っています)
④『Finish』をクリックしてセットアップが完了します。
アドオンを使う
インストールしたアドオンについて使用方法を簡単に説明します。
Studio instruments Suite
Studio instruments Suiteには4つの音源が含まれます。
cakewalkを起動してPluginsタブの『Instruments』から読み込みたい音源をダブルクリックしてトラックに追加します。
Studio instruments Suiteは以下のフォルダに分類されています。
- SI-Electric Piano:Piano(エレクトリックピアノ音源)
- SI-Strings:Strings(ストリングス音源)
- SI-Bass Guitar:Bass(ベース音源)
- SI-Drums:Drum (ドラム音源)
SI-Electric Piano
SI-Strings
SI-Bass Guitar
SI-Drums
Drum Replacer
Drum Replacerでは録音されたドラムの各パーツ毎の音を別の音に置き換えができます。
①Drum Replacerを使うにはドラムトラックを選択して『Region FX』をクリックし『Drum Replacer>Region FXの作成』を選択します。
②Drum Replacerが起動すると上の画像のように編集画面が表示されます。
③キックやスネアなどのドラムパーツの検出には周波数帯域とスレッショルドにて設定します。
Filterノブで周波数を設定し、Thresholdを上下に動かしオーディオ信号がThresold以上の音を任意の音源に置き換えます。オーディオ信号の波形の下にオレンジマークが付いたところが検出した位置になります。
Melodyne
Melodyneはボーカルや楽器などのオーディオデータのピッチ補正やタイミング補正などができるツールです。
①Melodyneを使うにはボーカルトラックを選択して『RegionFX』をクリックし『Melodyne>Region FXの作成』を選択します。
②Melodyneが起動すると上の画像のように編集画面が表示されます。Melodyneの操作説明はここでは省略します。
Cakewalk Theme Editor
cakewalkのGUIを編集、加工が可能なアドオンです。Prochannelやcakewalkに付属するプラグインのパネルの色や柄などを変更できます。
WindowsのスタートメニューからCakewalk Theme Editorを起動させます。ここではCakewalk Theme Editorの操作説明は省略します。