基本的にどのソフトでもインストールしてすぐ万全に使える状態になっていません。そのためインストール後はまず最低限必要な環境設定をする必要があります。
今回はstudio oneで楽曲制作をするための初期設定を説明します。
※この記事はStudio One Professionalをベースに作成しています。Prime専用ではなく、Primeでは設定できない項目があるので注意してください。
【1】オーディオデバイスの設定
1.1 オプション画面を開く
Studio Oneを起動後、トップ画面中央の設定から「オーディオインタフェース画像」または「オーディオデバイスなし」をクリックします。
1.2 オーディオデバイスの設定
ケース1. オーディオインターフェイスを使用する場合
場所:「オーディオ設定」>「オーディオデバイス」
オーディオデバイス項目に、現在接続しているオーディオインターフェイスを選択します。
※オーディオインタフェイスの詳細な設定が必要な場合は、コンロトールパネルをクリックすることでオーディオインタフェース専用の設定ソフトが起動可能。
ケース2. オーディオインターフェイスを使用しない場合
場所:「オーディオ設定」>「オーディオデバイス」
オーディオインタフェイスを使用せず、PCのオーディオ端子などを使用している場合は「Windows Audio」を選択します。
この設定はデスクトップパソコンやノートパソコンに搭載しているヘッドフォン端子・マイク録音・ディスプレイスピーカー出力などのオーディオ入出力を使用するときの設定となります。
①オーディオデバイス項目で「Windows Auido」を選択して「コントロールパネル」をクリックします。
②「再生デバイス」でスピーカーやヘッドフォンが接続されているデバイスにチェックを入れます。「レコーディングデバイス」には録音で使用する機器をチェックしましょう。設定が完了したら「閉じる」をクリックして画面を閉じます。
1.3 プロセッシング設定
場所:「オーディオ設定」>「プロセッシング」
「処理精度」をクリックします(録音環境やプラグイン・PC性能によって選択が変わります)
ダブル(64bit)を選択した場合のほうがCPU負荷は高くなるため、よく分からない場合は最初にダブル(64bit)を選択し、ドロップアウトが発生する場合はシングル(32bit)を切り替えるという方法があります。
シングル(32bit):
録音は24bit以下もしくは使用するプラグインが64bit精度に対応していない場合、こちらを選択。
ダブル(64bit):
32bit整数で録音し、かつ64bit精度に対応したエフェクトを使用する場合はこちらを選択。
OKを押して画面を閉じて完了です。
【2】外部デバイスの設定(MIDIキーボードなど)
2.1 外部デバイスを追加画面を開く
場所:「外部デバイス」>「追加」
画面左下の「追加」をクリックします。
2.2 外部デバイスを追加する
①Native InstrumentsのKOMPLETE KONTROL Sシリーズを例に説明します。メーカー名の一覧からデバイスを選択(ここでは「Native Instruments」>「Komplete Kontrol S」)します。その後「受信元」と「送信先に接続しているデバイスと通信をするポート」を選択します。
②OKをクリックして画面を閉じると、一覧に追加されます。
2.3 デバイスが一覧にない場合
場所:「外部デバイス」>「追加」
①登録するデバイスの種類を「新規キーボード」「新規インストゥルメント」「新規コントロールサーフェス」から選択し「製造元」「デバイス名」を入力します。その後「受信元」「送信先に接続しているデバイスと通信をするポート」を選択します。
②OKをクリックして登録完了です。
【3】VSTプラグインの設定
Studio Oneでサードパーティ製プラグインを使用するには、インストールされているVSTプラグインフォルダの登録が必要です。
場所:「ロケーション」>「VSTプラグイン」
画面左下の「追加」ボタンを押し、VSTプラグイン(.dll)がインストールされているフォルダをリストに追加します。
また、VST3プラグインは全て「C:\Program Files\Common Files\VST3」にインストールされますが、Sdutio Oneは自動でこのフォルダを読み込むため、追加の必要はありません。
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