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【2025年】録音の音質を改善!初心者でも分かるオーディオインターフェイスの選び方完全ガイド

「マイクやギターを使って録音したけど、思ったような音質にならない」「配信中に音が途切れたり、遅延でうまく話せなかった」など、音質や遅延の悩みを解決するための必需品にオーディオインターフェイスがあります。
オーディオインターフェイスはパソコンとマイク・楽器などのオーディオ機器をつないで高音質な録音や再生を可能にする専用機器です。内蔵サウンドカードと比べて圧倒的に音質が良いほかにも多彩な機能を備えているため、プロ・アマ問わずにDTMや配信・レコーディングにライブ演奏など、幅広い場面で活躍します。

この記事ではDTM初心者が抱える音質や遅延の問題を解決するオーディオインターフェイスを紹介します。エントリーモデルからプロ向けモデルまで、目的や予算に合わせた最適なモデル選びをサポートします。

 

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1. オーディオインターフェイスとは?

1.1 オーディオインターフェイスで何が変わる?

 

オーディオインターフェイスを導入すると、以下のような変化が実感できます。

  • DTM制作の場合
    • 歌や楽器を録音するときにノイズ(雑音)や歪みがほとんどないクリアな音質になり、作品のクオリティが大幅に向上できる
  • ライブ配信の場合
    • マイクの音声やゲーム音・BGMなどをきれいにミックスしてリアルタイム配信でき、リスナーに音が聴きやすい環境を提供
  • オンライン会議やポッドキャストの場合
    • 複数人の声を高音質で録音・配信でき、会話が途切れることなく自然なコミュニケーションが可能になる
 

1.2 オーディオインターフェイスを使う具体的なメリット

メリット 具体的に何が良くなる?
高音質で録音・再生 内蔵サウンドカードのようなノイズや歪みが少なく、ボーカルの息づかいや楽器の繊細なニュアンスを逃さない
接続端子が豊富で
使いやすい
マイク・ギター・キーボード・電子ドラムなど、多くの機器を直接つなげられて配線がシンプルになる
遅延(レイテンシー)が非常に少ない 録音中に自分の声や演奏をリアルタイムでモニターでき、遅延が気にならず快適になる
安定した動作環境を実現 USB給電でも安定動作し、外部電源を用いるモデルだとチャンネル数やエフェクト機能(DSP)がさらに拡張可能
配信や録音時の自由度が向上 ループバック機能を使えば配信中の音を自由にミックスできたり、エフェクトをリアルタイムに掛け録りも可能
DSP
 

オーディオ信号をリアルタイムで処理する専用チップ。デジタルシグナルプロセッサの略。
DSP搭載のインターフェイスでは、録音時にエフェクト(リバーブやEQなど)をリアルタイムで掛けることが可能。

 

1.3 内蔵サウンドカードとの違い

比較ポイント 内蔵サウンドカード
(オンボード)
オーディオインターフェイス
音質 ノイズや歪みが多く、微妙なニュアンスを捉えづらい 高品質なコンバーター搭載で、透明感のあるプロ品質の録音が可能
接続端子・数 3.5mm端子のみで、接続可能機器が少ない XLR・TRS・Hi-Z・MIDIなど幅広く、多様な機器が接続可能
レイテンシー(遅延) 演奏や録音時に遅延が発生しやすく、ストレスを感じる 専用ドライバにより極めて低遅延
リアルタイムでの演奏・録音もストレスなし
レイテンシー(遅延)
 

録音した音がパソコンを経由して耳に届くまでのわずかな時間差のこと。遅延が大きいと自分の演奏や歌唱がズレて聴こえるため、非常にストレスを感じる。

 

 

2. オーディオインターフェイスの選び方

2.1 接続方法の確認

 

まず最初に自分が使っているパソコンの端子をチェックしてみましょう。最近のパソコンには「USB-A」「USB-C」「Thunderbolt」など複数の端子がありますが、似たような形でも規格が違うことがあるため、しっかり確認しましょう。

接続規格 特徴(転送速度・安定性) おすすめな人
USB 2.0 転送速度はやや控えめだが十分安定
一般的な録音(1〜2ch)には十分対応できる
初心者や手軽に録音したい人
USB 3.0 / 
USB-C
USB 2.0より高速
多数のマイクを接続したり高音質録音をする場合も快適
※USB-C端子でも内部がUSB 2.0の場合もあるので注意
品質を求めつつ手軽さも欲しい人
Thunderbolt 3/4 非常に高速で安定性抜群
多チャンネル録音やリアルタイム処理に最適
※対応機種やケーブルが限られる
プロレベルの音楽制作や配信をしたい人
FireWire
(旧規格)
以前普及した規格で近年はほぼ使用されていない 古いオーディオ機器を使いたい人
CHECK:USB-C=速いとは限らない

 

最近のオーディオインターフェイスにはUSB-C端子を搭載するモデルが増えていますが、端子がUSB-Cだから高速というわけではありません。
製品によっては内部規格がUSB 2.0相当であることがあるので、スペック表を確認することが重要です。

 
 

以下の項目をチェックして、自分に合った規格を確認しましょう。

□使用するパソコンの端子を確認
□簡単な録音だけならUSB 2.0で十分
□配信やマルチトラック録音をしたい場合はUSB 3.0以上を検討
□プロ用途や将来的な拡張性を考える場合はThunderbolt対応を選ぶ

 

2.2 電源方式の違い(バスパワー駆動・セルフパワー駆動)

 

オーディオインターフェイスの電源には、主に以下の2つのタイプがあります。使い方に合った電源方式を選ぶことで、安定性や利便性が大きく変わります。

  • バスパワー駆動:ケーブル一本でパソコンから給電
  • セルフパワー駆動:専用のACアダプターなど外部電源を利用
バスパワー駆動
 

USBやThunderboltケーブル1本でパソコンから電源を供給する。別途ACアダプターが不要なため、省スペースでシンプルなセットアップが可能。スマホの充電器を使わずにパソコンから直接充電するイメージに近い。

 
セルフパワー駆動
 

バスパワーでは電力が不足する環境でも安定動作する。多チャンネル録音やDSPエフェクトなど、高負荷な処理に向いている。

 

■バスパワー駆動のメリットとデメリット

現在の環境がバスパワー駆動が向いているかどうかを確認しましょう。

メリット こんな人におすすめ
コンパクトで持ち運びに優れている 出張先や外出先でも気軽に録音したい人
ケーブル1本で済むため配線がシンプル 初心者や机の上をスッキリさせたい人
デメリット こんなケースでは注意
電力供給が少なく
多チャンネル録音で不安定になることも
バンドの一発録音や複数のコンデンサーマイク使用するとき
ハイパワーなヘッドフォンを
駆動しにくい場合あり
プロ仕様のヘッドフォンを大音量で使用したいとき
 

以下に当てはまる場合はバスパワー駆動がおすすめです。

□持ち運んで使うことが多い
□マイクは1~2本、楽器は1台程度しか同時に使用しない
□机の上をスッキリ整理したい

 
  • 接続方法は端子形状や録音環境に合わせて選ぶ
  • バスパワー駆動は手軽で便利だが、多チャンネル録音や高負荷環境では注意
  • 使う場所や録音環境をイメージして自分に合った電源方式を決める
 

2.3 入力端子

 

入力端子の種類と数が自分の用途に合っているかを確認すると、製品選びがスムーズになります。現在の環境で録音する楽器やマイクの数を整理しましょう。

  • ボーカルやギターを同時に録音したい?
  • シンセサイザーや電子ドラムも接続する?
  • 将来的にバンド録音も考えている?
 

■主な入力端子の種類と特徴

端子の種類 主な用途 メリット 注意点
XLR端子
(マイク入力)
ボーカル・ダイナミック/コンデンサーマイクの録音に最適な標準的マイク入力端子 ノイズに強く、高品質な録音が可能
コンデンサーマイク用のファンタム電源対応モデル多数
コンデンサーマイクを使う場合はファンタム電源が必須
プリアンプの品質にも注目する
TRS/TS端子
(ライン・楽器入力)
シンセサイザー・エレキギター・ベースなどの録音に使う端子
TRSはノイズに強いバランス接続、TSはギター・ベースの直接接続に対応
ギターやベースを直接つなげる「Hi-Z入力」対応モデルもある
多様な楽器録音に便利
ギターやベースを直接接続する場合は必ず「Hi-Z対応」か確認
非対応だと別途DIボックスが必要になる場合も
コンボジャック
(XLR/TRS兼用)
XLRマイク端子とTRS端子を1つにまとめた兼用タイプ 端子数が少なくてもマイク/楽器を柔軟に切り替え可能で便利 モデルによりHi-Z入力やファンタム電源対応が異なるので必ず確認
入力チャンネル数
(2ch~16ch以上)
同時に録音できるマイク・楽器の数
自宅録音なら2〜4ch、バンドやドラム録音なら8ch以上が必要
複数音源の一発録音ができる
ライブやバンドの演奏録音に便利
チャンネル数が多いほど製品価格や設定の複雑さが増す
用途に応じて選ぶことが重要
 

■必要な端子(ケース別)

  • シンプルな宅録(ソロ演奏・歌唱のみ)
    • XLR端子×1~2(マイク録音)
    • TRS(Hi-Z)×1(ギター録音)
  • 歌ってみた・弾き語り動画投稿
    • コンボジャック×2(マイク+ギター)
    • ファンタム電源付き(コンデンサーマイク使用時)
  • バンドやドラム録音
    • XLR端子またはコンボジャック×4~8以上
    • 複数マイクを使って楽器ごとのトラック録音
  • 配信やポッドキャスト
    • XLR端子×1~2(マイクトーク)
    • TRS端子×1~2(BGMやゲスト用マイク入力など)
 

以下の項目をチェックし、必要な入力端子数を把握しましょう。

□ボーカルや楽器を同時に録音するか? → 必要端子数(2ch以上)
□コンデンサーマイクを使うか? → ファンタム電源対応端子
□ギターやベースを直接つなぐか? → Hi-Z対応端子
□将来的にドラムやバンドを録音する可能性があるか? → 4〜8ch以上

 
  • 入力端子は録音するマイク・楽器の数や種類で選ぶ
  • コンボジャックは柔軟性が高く初心者にも便利
  • Hi-Z入力やファンタム電源など、自分の用途に合った端子があるかを事前に確認
  • 将来的な用途拡張を見越して少し余裕のある端子数を選ぶのがおすすめ
 

2.4 ヘッドホン端子

 

録音や配信をする上で快適なモニター環境を作るためには、ヘッドホン端子の種類や数が非常に重要です。

  • ヘッドホンを使った録音やミックス作業が多い?
  • 複数の人が同時にヘッドホンを使う場面はある?
  • 今持っているヘッドホンの端子サイズは大丈夫?
 

■ヘッドホン端子の種類と特徴

オーディオインターフェイスはプロ用途を前提にしているため、基本的には6.3mm端子が採用されています。3.5mm端子のヘッドホンを使う場合は変換アダプターが必要になるので、購入前に確認しましょう。

種類 特徴 主な用途
6.3mm
ステレオ端子
(標準フォーン)
プロ機器やスタジオで一般的に使われる大きい端子で、接触が安定しノイズが少ない レコーディングやミックス作業など、本格的な音楽制作
3.5mm
ステレオ端子
(ミニ端子)
一般的なヘッドホンや市販ヘッドホンで多く使われている小型の端子で、変換アダプターで対応可能 気軽なモニタリングやモバイル用途
 

■複数のヘッドホン端子が役立つシーン

オーディオインターフェイスには1系統だけでなく2系統以上のヘッドホン出力を備えたモデルもあります。このモデルは以下のような場面では特に役立ちます。

  • レコーディング時に演奏者とエンジニアが同時にモニターしたい場合
    • 演奏者は演奏用ミックス、エンジニアは確認用ミックスなど、別々のモニタリングが可能
  • ゲストを招いたポッドキャストや配信収録
    • 複数人で同時にヘッドホンを使って快適な収録ができる
  • バンド録音など複数人が同時に録音する場合
    • 複数の演奏者が自分専用のモニター環境を持てるため、演奏のクオリティが向上する
 

以下をチェックして、ヘッドホン端子に必要な条件を確認しましょう。

□今使っているヘッドホン端子はどのサイズ?(6.3mm/3.5mm)
□ヘッドホンを同時に使う人数は?(1人/2人以上)
□別々のミックスでモニターする必要はある?(演奏者・エンジニアで別々など)

チェック結果が1つでも当てはまったら、それに対応したヘッドホン端子を備えた機種を選びましょう。

 
  • オーディオインターフェイスのヘッドホン端子は6.3mmステレオが主流
  • ヘッドホン端子が複数あるモデルは複数人での録音・配信時に便利
  • 端子の種類や数は自分の録音・配信環境や将来的な使い方をイメージして選ぶ
  • 端子サイズが違うヘッドホンを持っている場合、変換アダプターを忘れず準備
 

2.5 ファンタム電源

 

オーディオインターフェイス選びで忘れてはいけないのが「ファンタム電源」です。

  • コンデンサーマイクを使って高音質で録音したい?
  • ボーカルやアコースティック楽器を繊細に収録したい?
  • マイクを複数同時に使いたい?

こうした用途では必ず必要になるのがファンタム電源です。ここを見落とすとマイクが正しく動作しないケースもあるため、しっかり確認しましょう。

 

■初心者にも分かるファンタム電源の基礎知識

オーディオインターフェイスからマイクに供給する「+48V」の電源のこと。

  • なぜ必要なの?
    • コンデンサーマイクは内蔵の電子回路を動作させるために外部電源が必要で、その電源供給を担うのがファンタム電源だから
  • 使わないとどうなるの?
    • ファンタム電源がなければコンデンサーマイクは音を拾いません(無音のまま)=録音ができない
 

■ファンタム電源が役立つシーン

こんな録音場面ではファンタム電源が活躍します。

  • ボーカル録音
    • コンデンサーマイク特有の繊細でクリアな声を収録したいときに必須
  • アコースティックギター録音
    • ギターの繊細な響きや弦の細かなニュアンスを高音質で録りたい場合
  • ASMRや環境音の収録
    • 微細な音を拾うコンデンサーマイクを使用する際に必要不可欠
 

■ファンタム電源の選び方ポイント

ファンタム電源の供給方法はモデルにより異なります。自分の用途に合ったタイプを選びましょう。

種類 特徴 向いている用途
端子ごとに個別でON/OFFできるタイプ マイクごとにファンタム電源を入れたり切ったりできる コンデンサーマイクとダイナミックマイクを混ぜて同時使用する人
複数端子で一括ON/OFFタイプ 1つのスイッチで複数の端子に同時に電源を供給 コンデンサーマイクを複数使うケースが多い人
 

■こんなマイクには要注意!

  • ダイナミックマイク
    • 基本的にファンタム電源は不要
      間違えて供給しても通常問題ないが、古い製品や特殊なマイクの場合、故障のリスクあり
  • リボンマイク(ヴィンテージマイク)
    • 機種によってはファンタム電源を入れると破損する場合があるので要注意
      メーカーの説明書を必ず確認しましょう
 

次の項目をチェックして、ファンタム電源が必要かを判断しましょう。

□コンデンサーマイクを使って録音する予定がある
□ボーカルや楽器を繊細に高音質で収録したい
□複数のマイクを同時に使用する予定がある(個別ON/OFF可能タイプが便利)

 1つでもチェックが入ったらファンタム電源搭載のモデルを選びましょう。

 
  • ファンタム電源はコンデンサーマイク使用時に必須の電源
  • マイクごとに個別ON/OFFできるモデルが便利で安全
  • ダイナミックマイクやリボンマイク使用時は特に注意が必要
  • 自分の使用するマイクのタイプや用途に合わせて、適切なファンタム電源搭載モデルを選ぶ
 

2.6 ダイレクトモニタリング

 

オーディオインターフェイスを選ぶときに「録音中に自分の声や楽器が遅れて聞こえる」という悩みを抱える人が意外に多くいます。

  • 録音中に自分の声がわずかに遅れて違和感がある
  • ギター演奏時に音がずれて演奏しにくい
  • 配信中に話しづらくてストレスを感じる

こうした悩みを一気に解決してくれる機能がダイレクトモニタリングです。

ダイレクトモニタリング
 

マイクや楽器から入力された音をパソコンを経由せず、オーディオインターフェイス内で直接ヘッドフォンやスピーカーに返す機能。パソコンの処理を待たないため、遅延(レイテンシー)がほぼゼロになり、リアルタイムに近い状態でモニターできる。

 

■ダイレクトモニタリングが活躍するシーン

  • ボーカル録音やナレーション収録
    • 自分の声がズレて聞こえる違和感を感じることなく、自然なタイミングで録音できる
  • ギターやベースのリアルタイム演奏
    • 演奏した瞬間に音が返ってくるため、ストレスなく快適に演奏可能
  • ライブ配信やポッドキャスト収録
    • 配信中の声が遅れて聞こえないため自然な会話が可能になり、トークの質が向上する
 

■ダイレクトモニタリングのメリットとデメリット

メリット こんな場面で役立つ
遅延(レイテンシー)がほぼゼロで快適 録音や演奏、配信中に遅延が気になる場面
自然な演奏・トークができる 自分の声や楽器をリアルタイムに聞きたい場面
デメリット ここに注意
パソコン内のエフェクトが掛かった音をリアルタイムにモニターできない 録音中にアンプシミュレーターやエフェクトをリアルタイムで聞きたい場合は専用のDSP搭載モデルが必要
 

■ダイレクトモニタリングの種類と選び方

オーディオインターフェイスのダイレクトモニタリングには、主に次の2種類があります。
簡単に使いたい人はシンプルタイプ、本格的に録音やミックスをしたい人はミキサー型(バランス調整タイプ)がおすすめです。

種類 特徴 向いている人
シンプルなON/OFFタイプ ON/OFFの切り替えのみで簡単
入力した音を直接モニター
初心者やシンプルな録音用途の人
ミキサー型(バランス調整タイプ) ダイレクト音とパソコンからの再生音を自由に混ぜてモニター可能 本格的に音楽制作・配信をしたい人
 

以下をチェックし、ダイレクトモニタリングが自分に必要か確認しましょう。

□ボーカルや楽器の録音中に遅延が気になった経験がある
□録音や配信時に自分の音をリアルタイムで聴きたい
□自然な演奏やトーク環境を整えたい

1つでもチェックが入ったら、ダイレクトモニタリング機能が搭載されたモデルを選ぶことを強く推奨します。

 
  • ダイレクトモニタリングは録音中の遅延を解消する重要な機能。
  • 自然な演奏や会話を実現し、録音時のストレスを軽減できる。
  • 録音用途がシンプルならON/OFFタイプ、本格的ならバランス調整タイプを選ぶ。
  • リアルタイムでエフェクト音を聴きたい場合はDSP搭載モデルを検討する。
 

2.7 ループバック機能

 

オーディオインターフェイス選びで「配信中やオンライン会議中にパソコン内の音(BGMやゲーム音など)を流せない」という悩みを感じたことはありませんか?

  • 配信で自分の声とBGMを同時に流したいけれど方法が分からない
  • ゲーム実況でゲーム音とマイク音声をきれいにミックスしたい
  • オンライン会議で動画や音楽をきれいに共有したい

そんな悩みをすべて解決するのが「ループバック機能」です。

ループバック機能
 

パソコン内部で再生されている音(ゲーム音やBGM、YouTubeの音など)をマイクの音声と一緒にミックスし、再びパソコン側へ音声として送り返す機能。
「PC内の音+マイクの音」をミックスして、配信や録音・オンライン通話で相手に届けることができる仕組みを指す。

 

■ループバック機能が役立つシーン

  • ゲーム実況・ライブ配信
    • マイクの声とゲーム音を自然にミックスして視聴者に届けられるため、臨場感のある配信が可能
  • オンライン会議やウェビナー
    • パソコン上の動画やプレゼン資料の音声を直接共有できるため、音質が良くクリアに伝わる
  • 音楽やラジオ配信
    • 自分のトークとBGMを同時にミックスして配信でき、ラジオ番組のようなクオリティが実現

■ループバック機能の種類とメリット・デメリット

ループバック機能には、主に以下の2つの実装方法があります。初心者や手軽に配信を楽しみたい方には、簡単で音質の良い「ハードウェア方式(内蔵型)」がおすすめです。

種類 特徴 メリット デメリット
ハードウェア方式
(オーディオインターフェイス内蔵)
インターフェイス本体で物理的にミックスしてループバックを行う 音質や安定性が高く、設定が簡単 ハードウェアが対応しているモデルが限られる
ソフトウェア方式
(PC内で仮想的に実現)
仮想オーディオケーブルなどソフトウェアで設定する ハードが対応していなくても使える 設定が複雑になりやすく、音質や遅延の問題が起こる場合も
CHECK:ループバック非対応の機器を選ぶとどうなる?

 

オーディオインターフェイスがループバックに対応していない場合、別途ソフトウェア(仮想オーディオケーブル等)のインストールや複雑な設定が必要になります。

音質劣化や音ズレなどの問題も起きやすいため、配信や会議を頻繁に行う方は最初からループバック機能搭載モデルを選ぶのが安心です。

 

次の項目を確認し、ループバック機能の必要性をチェックしましょう。

□ライブ配信やゲーム実況をする予定がある
□オンライン会議でパソコン内の音を高音質で共有したい
□BGMや効果音をミックスしてラジオ風の配信をしたい

 1つでもチェックが入ったら、ループバック機能が搭載されたモデルを選ぶことを強く推奨します。

 
  • ループバック機能はPC内の音をマイク音声と一緒に配信や通話で共有できる便利な機能
  • ライブ配信やゲーム実況のほか、オンライン会議で特に役立つ
  • 初心者には音質や設定が簡単な「ハードウェア方式(内蔵型)」がおすすめ
  • 配信やオンライン通話が多い人は必須の機能
 

2.8 サンプリングレートとビット深度

 

オーディオインターフェイスのスペック表でよく見かける「サンプリングレート」「ビット深度」ですが、この2つは録音の品質を大きく左右する重要なものです。

  • 「数字が高いほうがいい」とよく言われるが、実際のところどう違うのか?
  • どの程度のスペックが自分に適しているのか?

ここではそれぞれの意味を初心者にも分かりやすく解説します。

 

■主なサンプリングレートと用途

サンプリング
レート
特徴と主な用途
44.1kHz CDと同じ音質
標準的な音楽制作やYouTube投稿、配信などに最適
48kHz 映像業界の標準
動画制作やストリーミング配信、ライブ配信に向いている
96kHz ハイレゾ音源やプロ品質の録音
高解像度で音楽作品を制作したい人に最適
サンプリングレート
 

1秒間に音を何回に分けて記録するかを表したもの。44.1kHzの場合、1秒間に44,100回音の情報を記録するという意味になる。数値が高いほど、より高い周波数(高音域)まで録音できるため、音がクリアで細やかになる。

 

■主なビット深度と特徴

ビット深度 特徴と主な用途
16bit CDと同じ品質で日常用途には十分だが、録音時に音量設定を間違えるとノイズや歪みが出やすい
24bit
(推奨)
音量の微調整がしやすく、録音時のノイズや歪みを軽減する
音楽制作や配信、ポッドキャスト収録に最適
32bit float
(高性能)
音量設定が不要とも言えるほどの高性能
音割れ(クリッピング)がほぼ起きないためプロ仕様
ビット深度
 

「録音した音をどれだけ細かく再現できるか」を示したもの。ビット深度が高ければ、録音時に音が割れたりノイズが乗ることを防ぎやすくなる。

CHECK:サンプリングレートとビット深度が高ければ音は良くなる?

 

数値が高いほど高音質で録音できますが、聞き分けるには高品質な再生機器(ヘッドフォン・スピーカー)と十分な録音環境が必要です。通常の音楽制作や配信用途なら「24bit / 48kHz」で十分高音質と感じられるでしょう。

また、192kHzなどの高サンプリングレートを選ぶと、音質は良くなると同時にファイルサイズが非常に大きくなるためPCへの負担や管理が難しくなることがあります。
ビット深度は可能な限り高く(24bit以上)をおすすめしますが再生環境や録音用途に合わせて選びましょう

 
 

以下の項目であなたに最適なスペックを確認しましょう。

□YouTubeやポッドキャスト、一般的な音楽制作なら →「24bit / 44.1kHzまたは48kHz」
□動画制作やライブ配信、ストリーミング配信なら →「24bit / 48kHz」
□高音質なハイレゾ音源制作やスタジオ録音なら →「24bit / 96kHz以上」
□音割れの心配を完全に取り除きたいプロ向け用途なら →「32bit float / 96kHz以上」

 
  • サンプリングレートが高いほど高音域まできれいに録音できるが、44.1〜48kHzでも十分高品質
  • ビット深度が高いほど音の大小を精密に記録できてノイズや歪みを防ぐが、一般用途の最適は24bit
  • 録音目的や使用環境に合ったスペックを選ぶことで、作業効率や音質が向上する
 

2.9 マイクプリアンプ数と品質

■マイクプリアンプの「数」で決まる録音スタイル

オーディオインターフェイスには、マイクプリが1つしかないものから8つ以上あるものまで様々です。

マイクプリの数 向いている用途・シーン 具体例
1~2ch ソロでの宅録・ポッドキャスト・シンプルな弾き語り録音 ボーカル+ギター、ナレーション、配信
4ch~8ch 小規模バンド録音、ドラムを含むアコースティック録音、複数マイクのトーク収録 バンドのライブ録音、小規模なスタジオ録音
8ch以上 本格的なバンド録音、大規模なライブやイベント収録、ドラムマイキング プロスタジオ、ライブハウス、テレビ収録など
マイクプリアンプ
 

通称:マイクプリ。マイクで拾った微弱な音声信号を、録音やミキシングに適したレベルまで高品質に増幅するための回路のこと。
オーディオインターフェイスに搭載されたマイクプリの性能や数によって、録音した音の鮮明さ、ノイズの少なさ、音楽としての表現力に大きな差が生まれます。

 

■マイクプリアンプの品質ってどう判断するの?

マイクプリの品質が高いと、以下のようなメリットがあります。

  • ノイズフロア(自己ノイズ)の低さ
    • 静かな録音環境(ささやくような声、アコースティックギターなど)でもノイズが少なくクリアに録音できる
  • ゲイン(増幅度)の安定性と広さ
    • マイクの感度が低くてもノイズを発生させずに十分な音量を確保できる
    • 特にリボンマイクなど、ゲインが大量に必要な特殊マイクを使う時に重要
  • 歪み率の低さ
    • 音が大きくなった時でも、自然で歪みのないきれいなサウンドを保つことができる
 

■マイクプリ品質で実際に何が変わる?

品質の
違い
高品質なマイクプリ 一般的なマイクプリ
音質 非常にクリアで透明感があり、音が立体的に聴こえる やや平面的で音の細かなニュアンスを捉えきれない
ノイズ
レベル
ノイズが極めて低く、静かな音も鮮明に録音可能 ゲインを上げるとノイズが増える傾向がある
ゲイン幅
(増幅能力)
ゲイン幅が広く、どんなマイクでも最適な音量調整が可能 ゲイン幅が狭く、特殊なマイク使用時に音量が不足することがある
 

■独自のマイクプリブランドにも注目!

近年はメーカー独自のマイクプリブランドを持つ機種も登場しています。メーカーごとに特徴があるため、自分が求める音質に近いブランドを選ぶのもおすすめです。

    • 「Scarlettマイクプリ」(Focusrite):
      明瞭でナチュラルな音質でボーカルやアコギ録音に定評ある
    • 「D-PRE」(YAMAHA・Steinberg):
      高音域が柔らかくクリアなサウンドで楽器の表情を豊かに録れると好評
 

以下のチェックリストを参考に、自分に最適なマイクプリ数・品質を選びましょう。

□同時に録音したい楽器やマイクの数は何本か?
→ソロ演奏やナレーションなら2ch以下、バンドなら4~8ch以上を検討
□録音する音源は静かで繊細な音が多い?
→繊細な音が中心ならノイズが少ない高品質なマイクプリを優先
□特殊なマイク(リボンマイクやコンデンサーマイク)を使う予定がある?
→ゲイン幅が広く高品質なマイクプリが必須

 
  • マイクプリアンプはマイクの音声を増幅し、録音の音質を決定づける重要な要素
  • 用途に合ったチャンネル数を選ぶ(宅録は2ch、バンドやライブ録音は4ch以上)
  • 品質の高いマイクプリほどノイズが少なく、音が明瞭で自然に録れる
  • ゲイン幅が広いマイクプリは、さまざまなマイクを高音質で録音可能
  • 独自ブランドのマイクプリは自分の好きな音質傾向を選べるので注目するのも〇
 

2.10 出力端子(モニター/ライン)

録音した音のクオリティを正確に判断するためにはモニター環境が非常に重要です。

  • 自宅でスピーカーから音を出してミックスしたい
  • 配信やライブで複数のスピーカーに音を送りたい
  • 外部のエフェクターや機材を接続して音質を追求したい

こうした場合に注目すべきポイントが、オーディオインターフェイスの「出力端子」です。

 

■出力端子(モニター/ライン)の主な種類と用途

出力端子は主に以下の2種類があります。

端子の種類 特徴・用途
モニター出力端子 スピーカーやヘッドホンを接続して録音やミックス時に音をモニターするための端子
一般的に左右(ステレオ)2ch構成
ライン出力端子 エフェクターや別のミキサーなど外部機器へ音を送るための端子
複数のスピーカーに分配したり、ライブ配信で別系統の音声を送ったりする際に役立つ
 

■モニター出力端子のチェックポイント

モニター出力には以下の種類があります。

  • 6.3mm TRS(バランス出力)端子
    • 多くのオーディオインターフェイスで採用されている標準的なモニター出力
    • ノイズが少なく安定した高音質を実現
  • XLR(バランス)端子
    • プロ機材で広く採用されている端子でノイズ耐性に優れる
    • 本格的なスタジオモニターや高級スピーカーへの接続に便利
 

■ライン出力端子のメリットと使い方

ライン出力端子が豊富にあると、以下のようなメリットがあります。

メリット 具体的な使い方
複数スピーカーへの
音の分配が可能
複数のモニタースピーカーやライブ会場のスピーカーに音声を同時に送れる
外部エフェクターに
ルーティング可能
外部機器(リバーブやコンプ、EQなど)を経由し、より細かく音質を追求できる
ライブ配信や録音で
複数系統の出力ができる
配信用・録音用・演奏者モニター用など、それぞれに異なる音量や内容で出力を調整できる
 

以下のポイントを確認して、必要な出力数を決めましょう。

□スピーカーは何セット使う?(通常1〜2セット)
□ライブ配信や録音時に別系統で音を送りたい?
□外部エフェクターを積極的に使いたい?

目安としては1セットのスピーカー+ヘッドホンのみなら2〜4ch出力でOKですが、複数セットのスピーカーや外部機器への接続を考える場合は4〜8ch以上の出力端子を持つ機器を検討しましょう。

CHECK:ヘッドホン端子とは別物?

 

ヘッドフォン端子は専用のアンプを内蔵しており、直接ヘッドフォンをつないで音を聴くためのものです。一方「モニター/ライン出力」は、スピーカーや外部機器に接続する前提の端子です。

 

出力端子が増えると、製品の価格やサイズもアップします。多チャンネル出力を必要としない人は、シンプルな端子構成で十分満足できるでしょう。

 
 
  • モニター出力端子はスピーカーで音質をチェックするために必須
  • ライン出力端子が多いとスピーカーや外部機器などへの柔軟な接続が可能
  • 初心者や宅録メインなら2〜4ch程度、本格的なスタジオやライブ用途なら4〜8ch以上が目安
  • 端子の種類(TRS、XLR)は接続したい機器との互換性をチェック
 

2.11 MIDI入出力

オーディオインターフェイス選びでよく迷うポイントに「MIDI端子の有無」があります。

  • 最近はUSB-MIDIが主流って聞いたけど、本当にMIDI端子は必要?
  • シンセサイザーや電子ピアノ、ドラムマシンを持っているけど、接続するにはどうすればいい?

ここではMIDI端子の役割や実際の活用方法について分かりやすく説明します。

MIDI端子
 

Musical Instrument Digital Interfaceの略。楽器や機材の演奏データ(音符や音量など)をやり取りするための通信規格のこと。音そのものではなく演奏情報を機器間で送受信する。
現在は「USB-MIDI接続」が主流だが、オーディオインターフェイスによっては昔ながらの「5ピンDIN端子のMIDI IN/OUT」を搭載したモデルもある。

 

■MIDI端子があるとできること

MIDI端子搭載モデルのメリットは以下の通りです。

活用例 具体的な内容・メリット
ハードウェア
音源の制御
古いシンセサイザーや電子ピアノ、ドラムマシンをパソコンから直接コントロールできる
DAWソフト
との連携
DAWから外部機材を操作(自動演奏や音色変更など)し、複数の機材を同時に制御可能
ライブ演奏での
同期演奏
外部音源やシンセ、エフェクターなどをリアルタイムに同期して演奏をコントロール
 

■USB-MIDI vs DIN端子(従来型MIDI)の違い

接続タイプ メリット デメリット 向いている用途
USB-MIDI
(主流)
ケーブル1本で簡単接続、配線がシンプル USB非対応の古い機材は接続できない 最新機器中心、簡単に接続したい場合
DIN端子MIDI
(従来型)
古い機材もほぼ確実に接続可能、機器間の相性問題が少ない 配線がやや複雑(IN/OUTが別々) 古い機材やスタジオ機器を活用したい場合
 

以下の項目でMIDI端子が必要か確認しましょう。

□古いシンセやドラムマシンなど、USB非対応の機材を使っている。
□DAWソフトから外部機材をリアルタイムでコントロールしたい。
□ライブ演奏時にハードウェアのシンセなどを同期させたい。
□将来的にハードウェア音源を購入・導入する可能性がある。

1つでもチェックがあればMIDI端子搭載モデルを検討しましょう。

CHECK:MIDI端子の有無は購入前に必ず確認

 

MIDI端子があるかどうかは「将来的な拡張性」に影響します。MIDI端子付きモデルは、わずかに価格が高くなることもありますが、後で追加するよりはコストパフォーマンスが良くなります。

 

■MIDI端子がない場合の対策

オーディオインターフェイスにMIDI端子が無い場合でも心配ありません。

  • USB-MIDIケーブルや専用のUSB-MIDIインターフェイスを別途購入すれば、古い機材もUSB経由でパソコンに接続できる
  • ただしケーブルやインターフェイスを追加することで配線が少し複雑になるため、機器が多い場合は最初からMIDI端子搭載モデルを選ぶのが便利
 
 
  • MIDI端子は「古い機材との接続」や「ハードウェアの同期演奏」に便利
  • 最近の機材だけ使うならUSB-MIDIで十分だが、拡張性を考えるならMIDI端子搭載モデルを検討すべき
  • 自分の使用環境や将来的な用途を考えて選べば失敗がない
 

2.12 DSP/ミキサー機能

 

オーディオインターフェイスの中には「DSP」や「ミキサー」と呼ばれる機能が内蔵された製品があります。
これらを搭載したモデルでは「録音時にリアルタイムでエフェクト(リバーブやEQ、コンプレッサーなど)を掛けられる」「録音や配信中に複数の音声入力を自由自在にミックス・ルーティングできる」など、録音や配信の表現力や自由度が格段に向上します。

DSP
 

オーディオ信号をリアルタイムで処理する専用チップ。デジタルシグナルプロセッサの略。「小さなコンピューターがオーディオインターフェイスの中に入っている」イメージ。このチップがエフェクト処理を高速に行うため、パソコンのCPUに負担をかけず、音に遅延もほとんど起こりません。

 

■DSP内蔵モデルならではの具体的なメリット

メリット 具体的に何ができる?
リアルタイムでのエフェクト処理 ボーカル録音時にリバーブをかけて気持ちよく歌える・ギターにアンプシミュレーターを掛けて録音できる
低レイテンシー
(遅延がほぼゼロ)
録音しながら自分の声や楽器を遅延なくモニター可能
演奏や歌唱に集中できる
パソコンへの
負荷軽減
DSPが音声処理を担当するので、DAWなど他のソフトの動作が軽く安定する
 

■ミキサー機能(内部ミキサー)の活用例

内蔵ミキサー機能があれば

  • 録音中のマイクや楽器の音量バランスを自由に調整し、ベストなモニター環境を作れる
  • 配信中にマイク音声とゲーム音声、BGMをそれぞれ別々にミックスして視聴者へ届ける
  • ライブ配信時に演奏者と視聴者でそれぞれ違う音量バランスで音を出すことが可能

など、多様なシーンで快適な操作が可能です。

 

■代表的なDSP/ミキサー搭載モデルの例

ブランド・モデル名 特徴 こんな人におすすめ
Universal Audio Apolloシリーズ(UAD-2搭載) プロ品質のリアルタイムエフェクトが充実しており、非常に低レイテンシー プロのレコーディングエンジニアやミュージシャン
Antelope Audio Synergy Coreシリーズ ハイエンドなエフェクトをリアルタイム処理してくれる
プロスタジオクラスの高音質を実現
本格的なスタジオ制作環境を構築したい人
RME(TotalMix FX)シリーズ 極めて柔軟な内部ミキサーを搭載しており、ルーティング機能が充実している 自宅録音や配信で細かなルーティングをしたい人
MOTUシリーズ(CueMix) 内蔵ミキサーの操作がシンプルで直感的なため、初心者でも扱いやすい 配信者や宅録初心者
 

■DSP/ミキサーの有無で何が変わる?

項目 DSP/ミキサー:あり DSP/ミキサー:なし
エフェクト処理 リアルタイム(遅延ほぼゼロ)で掛け録り可能 DAWのソフトエフェクトで処理(遅延が生じることも)
モニター環境 録音中に自由に音量調整やルーティング変更可能 PCやDAWの設定変更が必要でやや煩雑
PCへの負荷 負荷がほぼゼロ(専用DSPが処理) DAWの負荷が増え、動作が重くなる可能性あり
初心者の扱いやすさ 直感的に扱えるものもあるが、複雑な機種もある 比較的シンプルだが自由度は低い
 

以下のチェックで自分にDSP/ミキサー機能が必要か判断しましょう。

□録音時にエフェクトをかけて気持ちよく演奏・歌唱したい
□リアルタイム配信でマイク・楽器・BGMを柔軟にコントロールしたい
□PCの負荷を減らして安定して録音・配信を行いたい
□自分や視聴者向けに、別々のモニター音量を設定したい

2つ以上チェックがついたら、DSP/ミキサー搭載モデルがおすすめです。

 
  • DSP機能は遅延ゼロで高品質なエフェクト処理が可能
  • 内蔵ミキサーがあれば録音・配信時に柔軟で快適なルーティングが実現
  • パソコンへの負荷を抑え、録音環境を安定させたい人に最適
  • 自分の用途を考えてDSP/ミキサー機能搭載モデルを選ぶと大きなメリットあり
 

2.13 付属ソフトウェア

 

オーディオインターフェイスを選ぶ際、意外と見落とされがちなのが「付属ソフトウェア」です。

  • 初めてのDTMで、DAWソフトを別途購入するのはちょっと不安
  • 高品質なエフェクトやプラグインが無料でついてくるなら嬉しい
  • 付属ソフトウェアが充実している製品を選べば、お得感も倍増

こうした要望を持つ方にとって、付属ソフトウェアは製品選びの重要なポイントになります。

 

■主な付属ソフトウェアの種類と特徴

オーディオインターフェイスに付属する主なソフトウェアは以下の通りです。

ソフトウェアの種類 できること・特徴
DAW(音楽制作ソフト) 録音・編集・ミックスなど音楽制作の全般を行える
初心者でも簡単に始められるエントリー版が主流
エフェクトプラグイン ボーカルや楽器の音質を調整したり、エフェクト(リバーブやコンプレッサーなど)を追加するソフトウェア
アンプシミュレーター ギターやベースを接続して本物のアンプやエフェクターを通したような音を再現できる
 

■付属DAWソフトのおすすめ例

オーディオインターフェイス購入時に多く付属するDAWソフト例は、以下の通りです。

付属DAW 特徴・向いている人
Cubase AI / LE 初心者にも扱いやすく、多くのインターフェイスに付属する定番
Ableton Live Lite ライブ演奏や電子音楽制作に強く、操作が直感的で初心者でも扱いやすい
Studio One Artist 高機能かつ初心者向けで、作曲からミックスまで1本で完結する
Pro Tools Intro(旧First) 業界標準のプロ仕様DAWの入門版で、将来プロを目指す人に最適
 

■付属エフェクトプラグインの魅力

付属プラグインを使うと音楽制作がさらに楽しくなります。

  • ボーカル向けコンプレッサーやEQ
    • 「録音したボーカルがなんだか素人っぽい」という悩みも、付属プラグインのEQやコンプレッサーで音質を簡単に改善できる
  • アンプシミュレーター
    • ギターやベースを繋いで多彩なアンプの音色を無料で入手できる
      本物のアンプを持っていなくてもリアルな音作りが可能
 

■付属ソフトウェアで選ぶポイント

以下のポイントをチェックして、付属ソフトウェアの価値を判断しましょう。

□既に持っているDAWソフトはありますか?
ある → 付属DAWにこだわる必要なし。プラグインの充実を優先。
ない → 初心者向けDAWが充実している機種がおすすめ。

□アンプシミュやエフェクトは充実しているほうが嬉しい?
はい → プラグインが豊富なメーカー(Universal Audio、Antelopeなど)が有利。
いいえ → DAW重視で選ぶのがベター。

CHECK:付属ソフトウェアだけで本格的な曲作りは初心者でもできますか?

 

初心者や趣味レベルであれば十分可能です。プロ並みのクオリティや機能を求める場合、後々のアップグレードが必要になることもあります。

付属するDAWは多くが『エントリー版』や『簡易版』であるため、より高度な制作を行いたい場合にはアップグレード版購入が必要になることがあります。

 

自分が将来的にやりたいことをイメージし、アップグレードのしやすさや価格も事前に確認しておきましょう。

 
 
  • 付属ソフトウェアは、初心者がすぐにDTMをスタートできる大きなメリット
  • DAWがない初心者は、付属DAWが充実している機種がおすすめ
  • プラグインやアンプシミュレーターの付属が豊富な製品なら、音作りがさらに楽しくなる

既にDAWを持っている人は、付属プラグインの充実度を優先して選ぼう。

 

おすすめのエントリーモデル

メーカー PreSonus Steinberg Focusrite MOTU
製品名 Studio 24c UR22C Scarlett 2i2
(4th Gen)
M2
製品ページ
リンク
サウンドハウス画像クリックで製品ページへ サウンドハウス画像クリックで製品ページへ サウンドハウス画像クリックで製品ページへ サウンドハウス画像クリックで製品ページへ
参考価格 税込15,400円 税込25,800円 税込26,950円 税込35,970円
対応OS Windows
Mac
iOS
iPadOS
Windows
Mac
iPadOS
iOS(※一部機能に制約あり)
Windows
Mac
iOS
Windows 10/11(64bit)
macOS 10.11以降
iOS(パワードUSBハブ必要)
接続方法 USB Type-C
(USB 2.0/3.0互換)
USB 3.0
Type-C
USB Type-C USB Type-C
(USB 2.0互換)
バスパワー
駆動

※USB 2.0接続時は外部電源が必要
入力端子
(数/種類)
XLR/ライン
コンボ ×2
XLR/ライン
コンボ×1
XLR/ライン/Hi-Z
対応コンボ×1
XLR/ライン
/楽器コンボ×2
XLR/TRSコンボ ×2
(マイク/ライン/Hi-Z)
出力端子
(数/種類)
6.3mm
バランス×2
6.3mm
バランス×2
6.3mm
バランス×2
6.3mm
バランス×2
RCA
(アンバランス)×2
ヘッドフォン端子 6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック機能
※Universal Controlで Windows限定
サンプリングレート
/ビット深度
最大
192kHz / 24bit
最大
192kHz / 32bit
最大
192kHz / 24bit
最大
192kHz / 24bit
マイク
プリアンプ数
・品質
2基
PreSonus XMAX
搭載
2基
Yamaha D-PRE
搭載
2基
第4世代Scarlett
マイクプリ
(69dBゲインレンジ、Air機能搭載)
2基
高品位プリアンプ
搭載
MIDI入出力 ×
DSP/ミキサー機能 × × ×
付属
ソフトウェア
Studio One Artist
Studio Magicソフトウェア・スイート
Cubase AI
Basic FX Suite
Cubasis LE
dspMixFx UR-C
Ableton Live Lite
Avid Pro Tools Intro+ for Focusrite
Hitmaker Expansion
MOTU Performer Lite
Ableton Live 10 Lite
Big Fish Audio
LucidSamples
Loopmasters
6GBのループ&サウンド

 

PreSonus Studio 24c

サウンドハウス

参考価格:税込15,400円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB-C
(USB 2.0/3.0互換)
XLR/ライン
コンボ ×2
6.3mm
バランス×2
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能

※Universal Controlで
Windows限定
最大
192kHz / 24bit
×

「PRESONUS Studio 24c」は、XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプを搭載したオーディオインターフェイスです。
2in(1,2ch:マイク/楽器/ライン)2out(メイン×2)の192kHz/24bitに対応。バッファサイズを小さく設定でき、レイテンシーを低く抑えられます。ボーカル録音から楽器録音まで幅広く対応できるため、DTM初心者から中級者向け

CHECK:ポイント
 
  • XMAXプリアンプ搭載
  • 2in2outの192kHz/24bit対応
  • DAWやプラグインが付属
  • ループバック機能はUniversal ControlでWindowsのみ可能
 

製品ページ

 

STEINBERG UR22C

サウンドハウス

参考価格:税込25,800円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 3.0
Type-C

※USB 2.0接続時は
外部電源が必要
XLR/ラインコンボ×1
XLR/ライン/Hi-Z対応
コンボ×1
6.3mm
バランス×2
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 32bit

「STEINBERG UR22C」は、2in2outの192KHz/32bitに対応したオーディオインターフェイスです。Yamaha製「D-PRE」マイクプリアンプを搭載しており、クリアでノイズの少ない音質のおかげでボーカルやアコースティック楽器の録音に適しています
Hi-Z入力をしたい場合、入力端子はINPUT 2のみ対応のため、挿し間違えに注意しましょう。

CHECK:ポイント
 
  • Yamaha製「D-PRE」マイクプリアンプ搭載
  • 2in2outの192kHz/32bit対応
  • USB 2.0接続時は外部電源が必要
  • ループバック機能はON/OFFの切替が必要

製品ページ

 

FOCUSRITE Scarlett 2i2(4th Gen)

サウンドハウス

参考価格:税込26,950円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB Type-C XLR/ライン
/楽器コンボ×2
6.3mm
バランス×2
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 24bit
×

「Scarlett 2i2(4th Gen)」は、69dBの広いゲインレンジを持つ高性能なマイクプリアンプを搭載しているオーディオインターフェースです。さまざまなマイクや音源に対応し、クリアかつ繊細なサウンドをキャプチャできます。
またオートゲイン機能を使えば入力レベルの最適な設定がわずか10秒で完了するため、初心者でも簡単に録音準備が整えられるのが魅力的。ほかにもクリップセーフ機能によって音割れを自動で回避できるため、ダイナミクスの大きい演奏やボーカル録音でも安心してレコーディングも可能。

CHECK:ポイント
 
  • 広いゲインレンジを持つ高性能マイクプリアンプ搭載
  • 2in2outの192kHz/24bit対応
  • DAWやプラグインが付属
  • バスパワー駆動時の電力供給に注意(1.5Aの電力供給が必要)

製品ページ

 

MOTU M2

サウンドハウス

参考価格:税込35,970円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB Type-C
(USB 2.0互換)
XLR/TRSコンボ ×2
(マイク/ライン/Hi-Z)
6.3mm
バランス×2
RCA
(アンバランス)×2
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 24bit
×

「MOTU M2」は、2in2outの最大192kHz/24bitのハイレゾ録音に対応したオーディオインターフェースです。低ノイズ・高ダイナミックレンジのプリアンプを搭載しているため、バランス出力対応で正確なモニタリングが可能
ダイレクトモニタリング時、ステレオのまま出力されるため片方の入力のみを聴きたい場合はDAW側で調整が必要です。

CHECK:ポイント
 
  • 高品位プリアンプ搭載
  • 2in2outの192kHz/24bit対応
  • DAWやインストゥルメントなどが付属

製品ページ

 

おすすめのミドルレンジモデル

メーカー Solid State Logic (SSL) UNIVERSAL AUDIO UNIVERSAL AUDIO Focusrite ANTELOPE AUDIO
製品名 SSL 2 MKII VOLT 276
USB Recording Studio
APOLLO SOLO USB Heritage Edition Clarett+ 4 Pre USB Zen Go Synergy Core USB
商品
リンク
画像クリックで製品ページへ 画像クリックで製品ページへ 画像クリックで製品ページへ サウンドハウス画像クリックで製品ページへ 画像クリックで製品ページへ
参考価格 税込35,860円 税込41,131円 税込78,959円 税込99,800円 税込99,952円
対応OS Windows 10/11
macOS
Windows 10 (64bit)
macOS 10.14 Mojave以降
iPadOS / iOS 14 以降
Windows 10/11(64bit) Windows
Mac
Windows
macOS
iPadOS
(iPad Pro USB-C対応)
接続方法 USB 2.0
Type-C
USB 2.0 USB 3.0
Type-C専用
USB
Type-C
(USB 2.0互換)
USB 2.0
Type-C
バスパワー駆動
※iPadなど一部デバイスでは外部電源が必要
× ×
入力端子 (数/種類) XLR/TRSフォンコンボ ×2
Hi-Z(自動切換)×2
XLR/ライン入力コンボ ×2 XLR/ライン入力コンボ ×2 XLR/ライン入力コンボ ×4
ライン入力(固定)×4
ADAT(8ch)×1
XLR/ライン/Hi-Zコンボ ×2
出力端子 (数/種類) 6.3mm
バランス ×2
6.3mm
バランス出力 ×2
6.3mm
バランス出力 ×2
ヘッドフォン出力 ×1
6.3mm
バランス出力 ×4
RCAステレオ ×1
6.3mmバランス ×2
(ミラーリング)
ヘッド
フォン
端子
6.3mm
ステレオ ×2
6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm
ステレオ ×2
6.3mm
ステレオ ×2
ファンタム電源
ダイレクトモニタリング
ループ
バック
機能
× ×
※Consoleの Virtual Inputを使用
サンプ
リング
レート・
ビット
深度
最大
192kHz / 32bit
最大
192kHz / 24bit
最大
192kHz / 24bit
最大
192kHz / 24bit
最大
192kHz / 24bit
マイク
プリ数・品質
2基SuperAnalogueマイクプリ 2基
ビンテージ・マイク・プリアンプモード搭載
2基
Unison対応、UAD-2 SOLO DSP搭載
4基
Clarett+プリアンプ
(ISA 110エミュレーション対応)
2基
ディスクリート・コンソールグレード、最大65dBゲイン
MIDI
入出力
× × × ×
DSP/
ミキサー機能
× × ×
付属
ソフト
ウェア
SSL Production Pack LUNA Digital Audio Workstation
PolyMAX Synth
Century Tube Channel Stripなど
Heritage Editionプラグインバンドル
Realtime Analog Classicsプラグインバンドル
Focusrite Red Plug-in Suite、Brainworx bx_console Focusrite ほか 37種類のSynergy Coreエフェクト

SSL SSL 2 MKII


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参考価格:税込35,860円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 2.0
Type-C
XLR/TRSフォンコンボ ×2
Hi-Z(自動切換)×2
6.3mm
バランス×2
6.3mm
ステレオ ×2
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
× 最大
192kHz / 32bit
×

「SSL 2 MKII」は、SSLの伝統を受け継ぐSuperAnalogueマイクプリを搭載したオーディオインターフェースです。極めてクリーンで解像度の高いサウンドにくわえ、前世代機からAD/DAコンバーターが32bitにアップグレード。より広いダイナミックレンジと低ノイズを実現させました。

CHECK:ポイント
 
  • SuperAnalogueマイクプリ搭載
  • 2in2outの192kHz/32bit対応
  • DAWやインストゥルメントなどが付属
  • ループバック機能なし

製品ページ

販売元 : Amazon
 

UNIVERSAL AUDIO VOLT 276 USB Recording Studio


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参考価格:税込41,131円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 2.0
※iPadなど一部デバイスでは
外部電源が必要
XLR/ライン入力コンボ ×2 6.3mm
バランス出力×2
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
× 最大
192kHz / 24bit
×

「VOLT 276」は、Universal Audioのアナログ技術を取り入れたオーディオインターフェイスです。「76 Compressor」や「ビンテージ・マイク・プリアンプ・モード」によるリアルタイムでアナログライクなサウンド処理が可能。ボーカルやギター録音時に温かみのあるサウンドを得られ、追加のプラグインなしでも本格的な音作りができます。

CHECK:ポイント
 
  • 高品位プリアンプ搭載
  • 2in2outの192kHz/24bit対応
  • DAWやインストゥルメントなどが付属
  • ループバック機能なし
  • iPadなど一部デバイスでは外部電源が必要

製品ページ

 

UNIVERSAL AUDIO APOLLO SOLO USB Heritage Edition


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参考価格:税込78,959円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 3.0
Type-C専用
× XLR/ライン入力コンボ ×2 6.3mm
バランス出力 ×2
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能

※Consoleの
Virtual Inputを使用
最大
192kHz / 24bit

「APOLLO SOLO USB Heritage Edition」は、UAのA/D & D/AコンバーターとUnison対応の2基のマイクプリアンプを搭載したオーディオインターフェースです。
UADプラグインをリアルタイムで処理できるDSP(UAD-2 SOLO)を備えているため、レイテンシーの影響を受けずにプラグインを適用しながら録音できます。
Windows専用のためMac環境では使用できませんが、その分Windows環境での安定性が確保されており、適切な環境を整えればレイテンシーを抑えたスムーズな動作が期待できます。

CHECK:ポイント
 
  • UAD-2 SOLO DSP搭載
  • 2in4outの192kHz/24bit対応
  • プラグインバンドル付属
  • USB 3.0(USB-C)専用
  • Windows専用でMac非対応

製品ページ

 

Focusrite Clarett+ 4 Pre USB

サウンドハウス
画像クリックで製品ページへ

参考価格:税込99,800円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB
Type-C
(USB 2.0互換)
× XLR/ライン入力コンボ ×4
ライン入力(固定)×4
ADAT(8ch)×1
6.3mm
バランス出力 ×4
6.3mm
ステレオ ×2
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 24bit
×

「Clarett+ 4Pre」は、FocusriteのISA 110プリアンプをエミュレートする「ALL-ANALOGUE AIR」機能を搭載したオーディオインターフェースです。高いヘッドルームと低ノイズ設計によりボーカルやアコースティック楽器の収録に最適。コンデンサーマイクを使用する録音にも適しています。

CHECK:ポイント
 
  • Clarett+プリアンプ搭載
  • 18in8outの192kHz/24bit対応
  • DAWやインストゥルメントなどが付属
  • バスパワー非対応
  • ループバック機能あり

製品ページ

 

ANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Core USB


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参考価格:税込99,952円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 2.0
Type-C
XLR/ライン/Hi-Zコンボ ×2 RCAステレオ ×1
6.3mmバランス×2
(ミラーリング)
6.3mm
ステレオ×2
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 24bit

「Zen Go Synergy Core」は、最大127dBのダイナミックレンジを誇るAD/DAコンバーターを搭載したオーディオインターフェースです。64-bit AFC技術によってジッターを低減させ、よりクリアで奥行きのあるサウンドを実現。これによってボーカル録音や楽器のトラッキングで透明度が高く解像度の高いオーディオが得られます。

CHECK:ポイント
 
  • 2in2outの192kHz/24bit対応
  • DAWでのルーティング設定が必要
  • Windowsでの動作には専用ドライバーが必要
  • RCAとTRSがミラーリング

製品ページ

販売元 : Amazon

 

おすすめのプロ向けモデル

メーカー Apogee MOTU Universal Audio RME
製品名 Duet 3 UltraLite mk5 Apollo Twin X USB
/ DUO Heritage Edition
Babyface Pro FS
商品リンク 画像クリックで製品ページへ 画像クリックで製品ページへ サウンドハウス画像クリックで製品ページへ 画像クリックで製品ページへ
参考価格 税込65,122円 税込119,900円 税込139,800円 税込154,000円
対応OS macOS
Windows 10
Windows 10 以降
macOS 10.11 以降
iOS
Windows 10/11
(64bit)
Windows XP SP2 以上
Mac OS X 10.6 以上
接続方法 USB Type-C USB 2.0
(USB-C / USB-A変換可)
USB 3.0 USB 2.0
(USB 3.0 端子でも動作)
バスパワー
駆動
× ×
入力端子
(数/種類)
XLR/ライン入力×2
1/4″ インストゥルメント入力×2
(ブレイクアウトケーブル)
XLR/TRSコンボ ×2(マイク/ライン/Hi-Z)
6.3mm TRSライン入力×6
S/PDIFデジタル入力 ×1(RCA)
オプティカル入力(ADAT×8ch または TOSLINK×2ch)
XLR / TRSコンボ ×2(Unison対応)
Hi-Z 楽器入力(TS)×1
XLR×2
ライン/インスト入力×2
出力端子
(数/種類)
1/4″ バランス出力×2
(ブレイクアウトケーブル)
6.3mm TRSライン出力 ×10(バランス、DCカップル)
S/PDIFデジタル出力 ×1(RCA)
オプティカル出力
(ADAT ×8ch または TOSLINK ×2ch)
6.3mm TRSライン出力 ×2
モニター出力(L/R)×2
XLRバランス×2
ヘッドフォン端子 6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm
ステレオ ×1
6.3mm TRS ×1
3.5mm TRS ×1
(独立ドライバーステージ搭載)
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック機能 -
※ConsoleのVirtual Inputを使用 
サンプリングレート
・ビット深度
最大192kHz / 24bit 最大192kHz / 24bit 最大192kHz / 24bit 最大192kHz / 24bit
マイク
プリアンプ数・品質
2基
Apogeeプリアンプ(最大60dBゲイン)
2基
(超低ノイズ -129dB EIN、ESS Sabreコンバーター搭載)
2基
(Unison対応プリアンプ)
2基
(デジタルコントロール対応、リファレンス品質)
MIDI入出力 × ×
DSP/ミキサー機能
付属
ソフトウェア
Apogee Control 2
Apogee Channel FXプラグイン(DAWからのコントロール対応)
MOTU CueMix 5
MOTU Performer Lite
Big Fish Audio・LucidSamples・Loopmastersの6GBサウンドライブラリ
UAD Realtime Analog Classics
Heritage Edition プラグインバンドル
LUNA(Windows非対応)
TotalMix FX
DIGICheck DSP

 

Apogee Duet 3


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参考価格:税込65,122円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB Type-C XLR/ライン入力×2
1/4″ インストゥルメント入力×2
(ブレイクアウトケーブル)
1/4″ バランス出力×2
(ブレイクアウトケーブル)
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
- 最大
192kHz / 24bit

Duet 3は、2in4outの最大192kHz/24bitに対応したオーディオインターフェースです。高品質なAD/DAコンバーターとApogeeプリアンプを搭載しており、コンパクトかつ薄型で持ち運びにも最適。USB Type-Cによるバスパワー駆動にも対応しており、モバイル環境でも手軽に使用できます。

CHECK:ポイント
 
  • Apogeeプリアンプ搭載
  • 2in4outの192kHz/24bit対応
  • 直接端子が非搭載のためブレイクアウトケーブル経由での接続となる
  • ループバック機能なし
  • 専用ソフト「Apogee Control 2」を使って操作

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MOTU UltraLite mk5


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参考価格:税込119,900円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 2.0
(USB-C / USB-A変換可)
× XLR/TRSコンボ ×2
(マイク/ライン/Hi-Z)
6.3mm TRSライン入力 ×6
S/PDIFデジタル入力 ×1(RCA)
オプティカル入力
(ADAT ×8ch または TOSLINK ×2ch)
6.3mm TRSライン出力 ×10(バランス、DCカップル)
S/PDIFデジタル出力 ×1(RCA)
オプティカル出力
(ADAT ×8ch または TOSLINK ×2ch)
6.3mm
ステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 24bit

MOTU UltraLite mk5は、18in22outの最大192kHz/24bitに対応したオーディオインターフェースです。ESS Sabre 32 Ultra DACを搭載し、125dBのダイナミックレンジと超低ノイズフロアを実現。極めてクリアで詳細な音質が得られ、ボーカルや楽器の録音時に原音忠実なサウンドを収録できます。

CHECK:ポイント
 
  • ESS Sabre 32 Ultra DAC搭載
  • 18in22outの最大192kHz/24bit対応
  • DAWやインストゥルメントなどが付属
  • USB 2.0接続だが超低レイテンシー

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Universal Audio Apollo Twin X USB / DUO Heritage Edition

サウンドハウス

参考価格:税込139,800円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 3.0 × XLR / TRSコンボ ×2
(Unison対応)
Hi-Z 楽器入力(TS)×1
6.3mm TRSライン出力 ×2
モニター出力(L/R)×2
6.3mmステレオ ×1
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能

※ConsoleのVirtual Inputを使用 
最大
192kHz / 24bit

Apollo Twin X USBは、10in6outの最大192kHz/24bitに対応したオーディオインターフェースです。Universal AudioのUnison対応マイクプリアンプを採用。ビンテージコンソールやクラシックなマイクプリアンプの音質を忠実に再現できます。

CHECK:ポイント
 
  • Unison対応プリアンプ搭載
  • 10in6outの192kHz/24bit対応
  • USB 3.0専用(USB 2.0やアダプター経由の使用ができない)

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RME Babyface Pro FS


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参考価格:税込154,000円

接続方法 バスパワー
駆動
入力端子
(数/種類)
出力端子
(数/種類)
ヘッドホン
端子
USB 2.0
(USB 3.0 端子も動作)
XLR×2
ライン/インスト入力×2
XLRバランス×2
ヘッドフォン×2
6.3mm TRS ×1
3.5mm TRS ×1
(独立ドライバーステージ搭載)
ファンタム
電源
ダイレクト
モニタリング
ループバック
機能
サンプリングレート
/ビット深度
DSP/ミキサー
機能
最大
192kHz / 24bit

Babyface Pro FSは最大12in12outの192kHz/24bitに対応したオーディオインタフェースです。RMEの独自技術「SteadyClock FS」により、1000兆分の1秒(フェムトセカンド)精度でのジッター抑制(ジッター:録音する時の時間軸方向の精度に由来する揺らぎ)により精密で正確な録音が可能です。

CHECK:ポイント
 
  • 12in12outの192kHz/24bit対応
  • USB 2.0接続でも安定動作
  • 対応OSの確認

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よくある質問(FAQ)

Q. オーディオインターフェイスって本当に必要?

A: オーディオインターフェイスがあると録音や再生時のノイズ・歪みが大幅に軽減されます。たとえば歌ってみたや楽器演奏を録音するとき、息づかいや演奏ニュアンスがクリアに録れます。また配信中の音切れや遅延が減り、リスナーに快適な音を届けられます。

 
  • 音質向上
    高品質なコンバーターやプリアンプのおかげで録音が透明感ある仕上がりになる
  • 低レイテンシー
    録音や配信中でもほぼ遅延を感じず、自分の演奏や声をリアルタイムでモニター可能
  • 豊富な端子
    マイク(XLR)・ギター(Hi-Z)・キーボード(TRS)など多彩に接続できて便利
 

Q. 遅延(レイテンシー)の原因は何?

A: 遅延が起こる大きな原因は「パソコンでの処理時間」と「専用ドライバの品質」です。

内蔵サウンドカードを使っている場合、音声信号がPC内部で処理されるまでに余計な時間がかかりがちです。オーディオインターフェイスの専用ドライバと「ダイレクトモニタリング機能」を使えば、PCを介さずに自分の声や演奏をモニターできるため遅延がほぼ気にならなくなります。

 

Q. 「バスパワー駆動」と「セルフパワー駆動」ってどう違うの?

A: バスパワーはUSBケーブル1本で給電でき、配線がシンプルになるメリットがあります。持ち運びや、マイク1〜2本程度の宅録であればバスパワーモデルで問題ありません。一方、セルフパワーは外部電源を使うので電力に余裕があり、多チャンネル録音や大きめのヘッドホンを鳴らす場合に安定動作しやすいです。

 
  • バスパワー駆動向き:機材をシンプルにしたい、持ち運びしたい、1〜2chの録音中心
  • セルフパワー駆動向き:複数マイクの同時録音、DSP機能の多用、長時間稼働
 

Q. 接続端子はどれを基準に選べばいいの?

A: 接続規格は転送速度と安定性に影響します。単純にUSB-Cだから高速というわけではなく、内部がUSB 2.0相当の場合もあるので、製品スペックを必ず確認しましょう。

 
  • USB 2.0:1〜2ch録音なら問題なく安定
  • USB 3.0/3.1(USB-C含む):マルチトラック録音や高音質でも快適
  • Thunderbolt:非常に高速でプロ環境向け。対応パソコンが必要

接続トラブルを避けるためにも、自分のPC端子と製品仕様をしっかり見比べて選びましょう。

 

Q. 入力端子が「コンボジャック」って書いてあるけど、何が便利?

A: コンボジャックは、XLR端子(マイク用)とTRS端子(楽器・ライン入力用)が1つに合体しているタイプです。1つの端子でマイクもギターも差し替えできるため、端子の数が限られていても柔軟に対応できます。

 
  • メリット:1入力でマイク / 楽器両方対応、スッキリしたパネル配置
  • 注意:製品によってはHi-Z(ギター直挿し)に対応しない場合もあるので要確認

初心者で購入する際にはコンデンサーマイク用ファンタム電源やHi-Z対応のコンボジャック搭載機種が特におすすめです。

 

Q. ファンタム電源はどんなマイクで必要になる?

A: コンデンサーマイクは内部回路を動かすために+48Vの電源が必要なため、ファンタム電源が使えるオーディオインターフェイスが必須です。

ダイナミックマイクではファンタム電源は不要です。最近の機種なら誤ってONでも大きなトラブルは少ないですが、リボンマイクなど一部特殊マイクは故障の危険があるため、使用前に必ず確認しましょう。

 

Q. ダイレクトモニタリング機能って何がいいの?

A: 録音時や配信時に自分の声や演奏が遅れて聞こえるのは大きなストレスになります。ダイレクトモニタリングがあればPCを経由せずオーディオインターフェイスから直接モニターできるため、遅延がほぼゼロになります。

 
  • ボーカル録音:ズレがないので歌いやすい
  • 楽器演奏:弾いた瞬間に音が返ってくる
  • 配信時:自分の声が遅れないのでスムーズに話せる
 

Q. ループバック機能は配信にどう役立つの?

A: ループバック機能は「パソコン内で再生している音」と「マイク音声」をオーディオインターフェイス内部でまとめ、配信や通話ソフトに送れる仕組みです。

ループバック非対応機種だと仮想ケーブルなど別途設定が必要で、音質低下やズレが起きやすいです。配信メインなら最初からループバック搭載モデルがおすすめです。

  • ゲーム実況:ゲーム音+マイク音を自然にミックス
  • BGM付き配信:マイク音にBGMを載せてスムーズに配信
  • オンライン会議:動画再生の音を直接クリアに共有できる
 

Q. サンプリングレートとビット深度はどのくらいが十分?

A: 最初は「24bit/48kHz」を目安にすれば問題ありません。

一般的なYouTube投稿や音楽制作・ライブ配信では「44.1kHzまたは48kHz/24bit」でも高音質と言えます。96kHzや192kHzにも対応していれば、より高解像度な録音ができますが、ファイルサイズが大きくなりPC負荷も増えます。

  • 44.1kHz/24bit:CD相当の十分なクオリティ
  • 48kHz/24bit:動画配信業界の標準。映画や映像制作にも合う
  • 96kHz以上:ハイレゾ対応。録音環境や機材が高品質ならより細やかな音を再現可能
 

Q. マイクプリアンプの数・品質でどのくらい差が出るの?

A: マイクプリが多いほど同時録音できるマイク本数が増えます。

バンド録音やドラム録音など複数チャンネル必要なら4ch以上、それ以外なら2ch前後で十分です。品質面では「ノイズの少なさ」と「ゲイン幅」が大切。静かな音や繊細な表現を録るほど、ノイズの少ない高品質プリが有利です。

  • 数が重要
    同時録音のマイク本数を想定
  • 品質が重要
    ノイズレスでクリアな録音を求める場合、メーカー独自プリ(Focusrite Scarlett、Steinberg D-PREなど)に注目すると◎
 

Q. ヘッドホン端子は1つで十分?

A: ソロで録音する場合は1つのヘッドホン端子で事足ります。

ただし今後、ポッドキャストや対談配信のほか、ゲストボーカル録音がありそうなら2系統あると便利です。またヘッドホン端子は6.3mmが主流なため、3.5mmプラグを使う場合は変換アダプターを用意しましょう。

 

Q. モニター用の出力端子はどれだけ必要?

A: 基本的に宅録や個人配信ならステレオ出力(L/Rの2ch)でOKです。

複数のスピーカーや外部機材への出力のほか、ライブイベントなどで別系統のモニターが必要な場合、4ch以上のライン出力があるとかなり便利です。外部エフェクターや別のレコーダーと連携させる際にも活用できます。必要なときに備えたいなら、若干多めの出力を選ぶと拡張性が高くなります。

 

Q. MIDI端子は今でも必要?

A: USB対応の最新機器だけ使うなら、MIDI端子はなくても大丈夫です。

ただし古いシンセやドラムマシンのほか、5ピンDIN端子の外部音源を活用する予定がある場合、MIDI IN/OUTがあると配線がシンプルで相性問題も少なめです。後々USB-MIDIケーブルを買い足す手間を避けたいのであれば、最初からMIDI端子付きモデルを検討すると良いでしょう。

 

Q. DSPエフェクトや内蔵ミキサー機能はどれだけ重要?

A: ソフトウェアエフェクトを使うとどうしても遅延が発生しやすく、同時にPCの処理負荷も高くなります。

DSP搭載モデルはオーディオインターフェイス内蔵のチップでエフェクト処理を行うため、以下の3つのメリットがあります。本格的な録音や配信をストレスなく行いたい場合には大きなアドバンテージです。

  • 遅延ほぼゼロ:歌や演奏のリアルタイム性が保てる
  • PC負荷が軽い:DAWが安定動作しやすい
  • 内蔵ミキサーで自由なルーティング:配信中の音量バランス調整が容易
 

Q. 付属ソフトウェアはどこまで使える?

A: 付属DAWやエフェクトプラグインでも、初心者が始める分には十分な機能を備えています。

Cubase AIやAbleton Live Liteなどは録音から簡単な編集までできるだけでなく、ボーカル用EQやコンプレッサー・ギター用アンプシミュもセットになっていることが多いです。まずは付属ソフトで操作に慣れ、物足りなくなったら本格的なプラグインや別DAWを導入するとスムーズです。

  • 初心者:付属ソフトでDTMの基本をマスターできる
  • 慣れてきたら:必要に応じて上位版へアップグレード可能