DTMをはじめる際に使用するパソコンを何にするか悩んでいませんか?
DTMをする場合、メモリやCPU性能不足はオーディオドロップアウトなどの問題を引き起こす可能性があり、使用できるプラグインやサンプリング音源が制限される場合があります。そのためDTM作業を快適に行うにはパソコンの選択が非常に重要です。
この記事ではDTMを始める際に最適なデスクトップパソコンの選び方を解説します。CPUやメモリの推奨スペックから、予算に合わせたおすすめモデルまで具体的に紹介します。
- DTMに使うデスクトップパソコンを買いたいけれど、選び方が分からない
- いまより作業が快適になるパソコンが欲しいけど、改善点が分からない
という人も、この記事で紹介しているデスクトップパソコンの選定条件を把握していれば、自分の必要条件も加えて選べます。
本ページではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
- DTM・DAW用デスクトップパソコンの選び方
- おすすめデスクトップPC
- おすすめ高スペックモデル
- おすすめ高コスパモデル
- おすすめクリエイターモデル
DTM・DAW用デスクトップパソコンの選び方
DTMやDAW用のパソコンを選ぶ際、制作スタイルに合わせたスペックが重要です。操作の安定性を確保し快適なDTMライフを送るために、以下の情報を参考に自分のスタイルに合ったPCを選びましょう。
また、動画制作やゲームなどのマルチ用途を考える場合、ハイエンドのパソコンや自作PCも選択肢として考えられます。予算を考慮して、納得のいくパソコンを選ぶことが大切です。
パーツ名 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Intel:Core-i5(13000番)以上 / AMD:Ryzen 5(7000番)以上 |
メモリ | 32GB以上 |
GPU (グラフィック) |
基本CPUに内蔵GPUでOK グラフィック負荷の高いプラグイン使う場合は低スペでも欲しい |
ストレージ | SSD 1TB以上 |
ノートパソコンについての詳細情報は、以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
CPU:Core-i5(13000番)以上、またはRyzen 5(7000番)以上がおすすめ
CPUはPCの処理速度に関連し、DTMではVSTプラグインの同時使用可能数やオーディオインターフェイスの録音・再生のレイテンシーにも影響します。
■Intel CoreとAMD Ryzenシリーズの比較表
特徴 | Intel Core | AMD Ryzen |
---|---|---|
DTMでの特徴 | 音源読み込みやオーディオ 処理が高速 |
複数の音源やVSTプラグインの 同時処理に強い |
低レイテンシー 性能 |
優れている | 改善されているがIntelに少し劣る |
価格性能比 | 少し劣る | 優れている |
シングルコア性能 | 高い | Intel と同等か少し劣る |
マルチコア性能 | 高い | 高い |
ワット パフォーマンス |
少し劣る | 優れている |
Thunderbolt対応 | 多くのPCで対応 | PCIeカードが必要 |
統合グラフィックス | 少し劣る | 優れている |
■CPUスコアについて
CPUの性能を測る指標には「シングルスコア」と「マルチスコア」があり、それぞれで得意な作業や役割が異なります。どちらのスコアが必要になるかはプロジェクトの規模や内容によって異なるため、以下の表で特徴を比較してみてください。
項目 | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
概要 | ・CPUの1コア性能 ・1トラック内でエフェクトやプラグインを安定的に処理 |
・CPU全コアの総合性能 ・複数トラックでの同時処理に強い |
役割 | ・プロジェクト読み込みやエフェクト処理速度を向上 ・少ないトラック数での音飛びを防ぐ |
・大規模プロジェクトや複数トラックの安定性 ・ミックスダウン速度を向上 |
適した場面 | ・シンプルなトラック構成 ・少ないエフェクト数での制作 |
・多数のトラックや音源 ・複雑なプロジェクト |
メリット | ・音飛びが少ない ・リアルタイム処理がスムーズ |
・音飛びやドロップアウトを防ぐ ・大規模なプロジェクトも安定 |
注意点 | ・コアが増えると効果が減少 ・大規模プロジェクトには不向き |
・DAWが対応可能なコア数以上は無駄になる可能性あり |
CPUスコアチャート
以下のCPUスコアチャートは、デスクトップPC向けCPUのシングルスコアとマルチスコアの両面から主要モデルを比較しています。シングルスコアとマルチスコアのバランスを見ながら、制作環境や用途に応じたCPU選びの参考にしてください。
メモリ:32GB以上がおすすめ
メモリはPCの作業スペースの広さにあたります。DTMでサンプリング音源を使う場合、このメモリ容量が重要で、32GB以上を選びたいところです。
また将来のメモリ不足に備え、デスクトップPCでは追加(増設)が可能かチェックしましょう。
■音楽制作におけるメモリ要件
メモリ容量 | 適用範囲 | 説明 | 推奨DAWの例 |
---|---|---|---|
16GB | 最低限 | 中規模プロジェクト、複数のトラック、一般的な数のプラグイン | Studio One Prime、Cakewalk by BandLab |
32GB | 理想的 | 大規模プロジェクト、多数のトラック、多くのプラグイン、サンプリング音源多用 | Logic Pro X、Ableton Live、Cubase、Studio One Professional、FL Studio |
64GB以上 | プロフェッショナル | 非常に大規模なプロジェクト、膨大な数のトラック、多数の高負荷プラグイン、複雑なミキシング/マスタリング | Pro Tools Ultimate、Nuendo |
■メモリに影響する要素
以下の表ではメモリ使用量に影響を与える主な要素とその説明をまとめています。
要素 | 説明 |
---|---|
DAW | DAWによって必要なメモリ量は異なる |
トラック数 | トラック数が増えるほどメモリ消費が増加 |
プラグイン | 特にエフェクト系やバーチャルインストゥルメントはメモリ消費が多い |
サンプルレート ビット深度 |
高いほどメモリ消費が増加 |
サンプリング音源 | 大容量ライブラリは大量のメモリを消費 |
バーチャル音源(VSTi) | 複雑なシンセサイザーほどメモリ消費が多い |
同時作業 | 複数の作業を同時に行うとメモリ消費が増加 |
■メモリの規格:DDR4とDDR5
メモリにはDDR4とDDR5といった種類(規格)があります。DDR5はDDR4より新しい規格で、処理速度が速く一度に扱えるデータ量も多いです。
一般的にDDR5メモリを搭載したPCはDDR4メモリ搭載PCよりも高価になります。購入するパソコンのスペック表に記載されているメモリの種類を確認しましょう。
項目 | DDR4 | DDR5 |
---|---|---|
データ転送速度 | 低速 | 高速 |
電力効率 | 低い | 高い |
価格 | 安価 | 高価 |
ストレージ:SSD 1TB以上がおすすめ
サンプリング音源は容量が幅広いため、大容量が必要になります。よく使う音源はSSDに保存し、ストレージとメモリのバランスを考えるようにしましょう。
以下の表は、音楽制作の規模に応じた合計ストレージ容量の目安をまとめたものです。
制作規模 | ストレージ容量の目安 | 推奨構成例 | 用途の特徴 |
---|---|---|---|
小規模制作 | 1TB SSD | SSD 1TB | 基本音源とシンプルなプロジェクト向け 録音データは少なめ |
中規模制作 | 1.5TB~2TB | SSD 1TB HDD 1TB |
録音データや複数音源ライブラリを使用 プロジェクト数やトラック数が増加 |
大規模制作 | 2TB以上 | SSD 1~2TB HDD 2TB以上 |
高品質音源や多トラック録音、大規模なプロジェクトを頻繁に扱う場合に対応 |
将来の拡張を考慮 | 2.5TB以上 | SSD 2TB HDD 2TB以上 |
大量の音源追加や長期のプロジェクト運用を考慮した余裕のある構成 |
■用途ごとのストレージ目安
以下の表は音楽制作の用途ごとに必要なストレージ容量の目安をまとめたものです。用途に応じてストレージをどの程度準備すればいいか、参考にしてください。
用途 | 推奨ストレージ容量 | 理由 |
---|---|---|
OS ソフトウェア |
200~300GB | OS(Windows/Mac)やDAWソフト(Cubase、Logic Proなど)基本プラグインのインストールに必要 |
音源 ライブラリ |
500GB~1TB | サンプリング音源やバーチャルインストゥルメント(Kontakt音源など)が大容量になるため |
プロジェクトファイル | 100~200GB | 複数のトラックとエフェクトを含むプロジェクトファイルや、バージョン管理用のバックアップ |
録音データ | 100~500GB | 録音されたオーディオトラックやマルチトラックデータは容量を大きく消費する |
バックアップ | 1TB以上 | すべてのデータのバックアップ保存 SSDに比べてコストが低いHDDを利用するのも一案 |
将来の 拡張余裕 |
300~500GB | プラグインの追加や新しい音源の導入など、今後の拡張予定を見越して余裕を確保しておくと安心 |
■ストレージの種類と利点(HDD vs. SSD)
ストレージには「HDD(ハードディスク)」と「SSD(ソリッドステートドライブ)」があり、DTM用PCにはSSDが特に適しています。
項目 | HDD | SSD |
---|---|---|
速度 | 遅い(100~200MB/s) | 高速(500MB/s~数GB/s) |
価格 | 安価(1TBあたりのコストが低い) | 高価(1TBあたりのコストが高い) |
容量 | 大容量に対応(最大18TB以上も可能) | 大容量対応も増加中(最大8TB程度が一般的) |
ノイズ | あり(動作音が聞こえる) | なし(無音で動作) |
用途の適性 | 長期保存やバックアップ用途に最適 | 高速なアクセスが必要な用途(音源・DAWなど)に最適 |
推奨用途 | バックアップやアーカイブ | OSやソフトウェア、音源ライブラリ、作業ファイル保存に最適 |
■ M.2 SSDとNVMe・PCIe接続
近年主流のSSDは小型で高速な「M.2 SSD」です。M.2 SSDには「SATA接続」と「NVMe接続」があり、NVMe接続の方が高速です。この速度差はDTMでは特に大規模音源の読み込みや複雑なプロジェクトの処理速度に影響します。
M.2 NVMe SSDはPCIe接続を利用し、3.0・4.0・5.0といった世代があります。世代の数字が大きいほど速度が速くなります。
接続方式 | 速度の目安 | DTMへの影響 |
---|---|---|
SATA 3.0 | 最大600MB/秒 | 標準的な速度で小~中規模プロジェクト向け |
NVMe PCIe 3.0×4 |
最大4000MB/秒 | 大規模プロジェクトやプラグインを多数使用する場合におすすめ |
NVMe PCIe 4.0×4 |
最大8000MB/秒 | 非常に大規模なプロジェクト向け |
NVMe PCIe 5.0×4 |
最大16000MB/秒 | 将来を見据えた選択、または最高峰の性能を求める場合 |
グラフィック機能:CPU内蔵グラフィック機能で足りるが作業によって変化
DTMではグラフィック性能はCPUやメモリほど重要視されません。多くの場合はCPUに内蔵されているグラフィック機能だけで問題ないです。
ただし、以下のような場合はグラフィックボードの搭載を検討すると良いでしょう。
- 複雑なGUIを持つプラグインを多用する場合
- 動画編集など、グラフィック処理を必要とする作業も同時に行う場合
- 4Kなどの高解像度ディスプレイを使用する場合
グラフィックボードが必要な場合でも、ミドルレンジのモデルで十分な性能を発揮します。高価なハイエンドモデルはDTMでは必要ありません。
CPU内蔵グラフィックで問題なく動作するかどうかは、使用するDAWソフトやプラグインのほか、ディスプレイの解像度などによって異なります。もし画面表示がカクつく・動作が重いなどの問題が発生する場合は、外付けのグラフィックボードの増設を検討しましょう。
作業内容 | 推奨グラフィック |
---|---|
標準的なDTM作業 | CPU内蔵グラフィックで十分 |
複雑なGUIのプラグインを多用する | NVIDIA GeForce GTX 1650程度 |
4Kなどの高解像度ディスプレイ使用 | NVIDIA GeForce RTX 3050以上 |
動画編集などグラフィック処理を伴う作業 | NVIDIA GeForce RTX 3060以上 |
ディプレイ出力:必要な出力端子と選び方
DTMでは複数のディスプレイを使用することで作業効率が大幅に向上します。DAWソフト・ミキサー画面・プラグイン画面などをそれぞれ別のディスプレイに表示することで、作業領域が広がり操作性が向上します。PCを選ぶときは使用するディスプレイの数に合わせて、必要な出力端子の数と種類を確認しましょう。
主なディスプレイ出力端子の種類と特徴は以下の通りです。
端子 | 解像度 | リフレッシュ レート |
特徴 |
---|---|---|---|
HDMI 2.0 | 4K(3840×2160) | 60Hz | 一般的なデジタル出力 |
HDMI 2.1 | 8K(7680×4320) | 60Hz | 高解像度・高リフレッシュレートに対応 |
DisplayPort 1.4 | 8K(7680×4320) | 60Hz | 高解像度・高リフレッシュレートに対応 |
USB-C (Thunderbolt 4) |
8K(7680×4320) | 60Hz | 高速データ転送・映像出力も可能 |
USBポートの種類
USBとThunderboltの末尾にある数字は規格(世代)を表しています。数字が大きいほど最大データ転送速度・距離や給電能力が高くなります。
基本的にオスとメスを同じ規格になるように使います。これは規格が違うと性能が低いほうの規格に合わせるため、本来の性能を発揮できないからです。
USBの規格 | データ転送速度(最大) |
---|---|
1.0/1.1 | 12Mbps |
2.0 | 480Mbps |
3.2 Gen1/3.1 Gen1/3.0 | 5Gbps |
3.2 Gen2/3.1 Gen2 | 10Gbps |
3.2 Gen2×2/4 Gen2×2 | 20Gbps |
4 Gen3×2 | 40Gbps |
Thunderboltの規格 | データ転送速度(最大) |
---|---|
1 | 10Gbps |
2 | 20Gbps |
3 | 40Gbps |
4 | 40Gbps |
LANの規格
有線LANと無線LANは、それぞれの特性を活かして使用環境や用途に応じて選択することが重要です。DTM環境では大容量のサンプルデータを利用する機会が多いため、安定性を重視した有線LANが推奨されます。
一方、配線が難しい設置環境や一時的な作業スペースを利用する場合は、無線LAN規格(Wi-Fi 6/6Eなど)を搭載したPCが便利です。選択する際には、以下のポイントを考慮して決めましょう。
- 有線LAN:
大規模なプロジェクトやネットワークドライブの使用頻度が高い場合は、2.5Gbps以上のポートが有利 - 無線LAN:
PC側だけでなく親機(ルーター)の規格対応が必要
■ 有線LANの規格
最大速度 | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|
1Gbps | 中~大規模のファイル転送やクラウド同期 | 標準的な規格 DTM用PCでもほぼ必須の性能 |
2.5Gbps | 大容量プロジェクトのネットワーク転送 | 高速でありながら手頃な価格帯が増加中 |
5~10Gbps | 高負荷ネットワーク作業やサーバー用途 | 超高速通信が可能で、ストレージ共有にも最適 |
■ 無線LANの規格
規格 | 最大速度 | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|---|
Wi-Fi 5 (802.11ac) |
最大6.5Gbps | 高解像度音楽や動画のストリーミング | 高速かつ安定した通信が可能 |
Wi-Fi 6 (802.11ax) |
最大9.6Gbps | 高負荷作業、大容量データの転送 | 同時接続に強く、高速で安定性が高い |
Wi-Fi 6E (802.11ax-6GHz対応) |
最大9.6Gbps | 混雑の少ない環境での超高速通信 | 新しい6GHz帯域での通信が可能、環境整備が必要 |
Wi-Fi 7 (802.11be) |
最大46Gbps | 超大容量データ通信 | 規格が新しく、対応機器はまだ少ない |
本体形状とその特徴
デスクトップパソコンの本体形状は「ミニタワー」「ミドルタワー」「フルタワー」などがあります。それぞれの形状には、対応するパーツの種類や拡張性、設置スペースに応じた利点があります。各形状の特徴は以下の通りです。
項目 | ミニタワー | ミドルタワー | フルタワー |
---|---|---|---|
特徴 | コンパクトで省スペース | 標準的なサイズでバランスが良い | 最大サイズで拡張性に優れる |
利点 | 狭いスペースでも設置可能 持ち運びが比較的容易 |
高い拡張性 冷却性能が良い |
高性能パーツを多数搭載可能 冷却性能が非常に優れる |
注意点 | 拡張性が低い 冷却性能が限定される場合あり |
設置には、ある程度のスペースが必要 | 設置スペースを大きく取る必要がある 価格が高め |
設置場所の例 | 小さな机、狭い部屋 | 標準的な机の下や広めのスペース | 広い作業部屋、専用の作業スペース |
おすすめデスクトップPC
TSUKUMO(ミニタワー / Core i5-14400 / 32GB / SSD 1TB)
価格:税込127,600円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i7-14400 (10コア16スレッド) |
【DDR4】32GB(16GB×2) ※16GB→32GBに変更 |
1TB ※500GB→1TBに変更 |
ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI ×1、DP×1、VGA ×1 | UHD Graphics 770 | ミニタワー |
特徴
このモデルはCore i5-14400を搭載しており、CPUのシングルコア性能が優れているので1つのトラックに多くのエフェクトを使用する方におすすめです。高性能でありながら省電力CPUを搭載し、ワットパフォーマンスが高いのも魅力的。ストレージ容量も1TBと十分。
- CPUのシングル性能が特に高いため、1つのトラックに多数のエフェクトを使用可能
- カスタマイズでメモリ容量64GBを選択可
TSUKUMO(ミニタワー / Core i7-14700 / 32GB / SSD 1TB)
価格:税込149,100円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i7-14700 (20コア28スレッド) |
【DDR5】32GB(16GB×2) ※16GB→32GBに変更 |
1TB ※500GB→1TBに変更 |
ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI×1、DP×1、VGA×1 | UHD Graphics 770 | ミニタワー |
特徴
このモデルは20コア28スレッドのCore i7-14700を搭載した高性能かつコストパフォーマンスに優れています。価格帯は15万円台でありながら、CPUのシングルスコアとマルチスコアが高く、音楽制作を行うほとんどのユーザーには十分なスペックと言えます。
ただしメモリの空きスロットがないため、後からメモリ容量を増やす際には現在挿しているメモリと交換しなければならないので注意が必要です。
- Core i7-14700を搭載し15万円台の高性能かつコストパフォーマンスに優れたモデル
- カスタマイズでメモリ容量64GBを選択可
パソコンショップSEVEN(ミニタワー / Ryzen 9 7900 / 32GB / SSD 1TB)
価格:税込188,780円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Ryzen 9 7900 (12コア24スレッド) ※7700→7900に変更 |
【DDR5】32GB(32GB×1) ※16GB→32GBに変更 |
1TB(PCIe 4.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI(v2.1)×1、DP(v1.4)×1 | Radeon Graphics(RDNA 2) | ミニタワー |
特徴
このモデルはRyzen7000シリーズ「Ryzen 9 7900」を搭載した高性能なPCです。メモリはDDR5で32GBを搭載していますが、カスタマイズで128GBまで選択できます。また空きスロットが2つあるため、将来のメモリ拡張にも対応できます。
- 20万円以下で高性能なRyzen 9 7900搭載のPC
- カスタマイズでメモリ容量128GBを選択可能だが、DDR5のため価格が下がってから増設するも良し
おすすめ高スペックモデル
パソコンショップSEVEN(ミドルタワー / Core i9-14900K / 64GB / SSD 1TB)
価格:税込274,780円 249,480円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i9-14900K (24コア32スレッド) |
【DDR4】64GB(32GB×2) | 1TB(PCIe 4.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI(v2.0)×1、DP(v1.4)×1 | UHD Graphics 770 | ミドルタワー |
特徴
このモデルは24コア32スレッドの高性能なCPU「Core i9-14900K」を搭載しており、DDR4 64GBのメモリを持つミドルタワーの高性能PCです。
この記事で紹介しているCPUの中で最もシングルコア性能が高く、そしてマルチコア性能も非常に高いです。360mmの水冷CPUクーラーを搭載しており、静穏性も高いです。
- 最高性能のシングルコア性能と高性能のマルチコア性能を持つ
- メモリ64GB搭載
- 2.5GbitのLANポート搭載
パソコンショップSEVEN(ミドルタワー / Ryzen 9 7950X / 64GB / SSD 1TB)
価格:税込265,280円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Ryzen 9 7950X (16コア32スレッド) |
【DDR5】64GB(32GB×2) ※32GB→64GBに変更 |
1TB(PCIe 3.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI(v2.1)×1、DP(v1.4)×1 | Radeon Graphics(RDNA 2) | ミドルタワー |
特徴
このモデルは16コア32スレッドのRyzen7000シリーズ「Ryzen 9 7950X」にDDR5のメモリ64GBを搭載したミドルタワーの高性能PCです。360mmの水冷CPUクーラーを搭載しており、冷却性能も高いのも○。
CPUのシングル・マルチともに性能が高く、2.5GLANポートも搭載しています。メモリスロットの空きは2つあるため、拡張性もあり。
- 高性能のシングルコア性能と最高性能のマルチコア性能を持つ
- メモリ64GBで空きスロットが2つ、最大搭載メモリ容量は128GB
- 2.5GbitのLANポート搭載
おすすめ高コスパモデル
TSUKUMO(ミニタワー / Ryzen 5 5600G / 16GB / SSD 500GB)
価格:税込79,000円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Ryzen 5 5600G (6コア12スレッド) |
【DDR4】16GB(8GB×2) ※8GB→16GBに変更 |
500GB(PCIe 3.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI(v2.1)×1、DVI-D×1、VGA×1 | Radeon Graphics(Vega 7) | ミニタワー |
特徴
このモデルは予算を押さえつつ、DTMを楽しみたい人におすすめです。サンプリング音源を多く扱う方は32GB(16GB×2枚)にカスタマイズもあり。
Radeon Graphics(Vega 7)を搭載しているため、表示処理の重いプラグインを複数使用する場合に適しています。
- Ryzen 5 5600G搭載でDTM作業に必要なCPU処理能力がある
- Radeon Graphics(Vega 7)搭載で十分なグラフィック性能を持ちウィンドウ処理が快適
TSUKUMO(ミニタワー / Core i5-13400 / 32GB / SSD 1TB)
価格:税込120,200円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i5-13400 (10コア16スレッド) |
【DDR4】32GB(16GB×2) ※16GB→32GBに変更 |
1TB(PCIe 3.0×4) ※500GB→1TBに変更 |
ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI(v2.1)×1、DP(v1.4)×1、VGA×1 | UHD Graphics 730 | ミニタワー |
特徴
このモデルはIntel13世代CPU「Core i5-13400」を搭載しており、32GBのメモリと1TBのSSDを備えて約12万円という価格帯において非常にコストパフォーマンスが高いものです。Core i5としては非常に十分な性能を発揮します。
- 高コスパモデルでありながら2世代前のCore i9に匹敵するCPU性能
- メモリ32GB搭載しているものの空きスロットが無いため、大容量の音源使用なら64GB変更もあり
おすすめクリエイターモデル
FRONTIER(ミドルタワー / Core i5-14400F / 32GB / SSD 1TB)
価格:税込170,300円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i5-14400F (10コア16スレッド) |
【DDR4】32GB(16GB×2) ※16GB→32GBに変更 |
1TB(PCIe 4.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI ×1、DP×3 | Geforce RTX 4060 |
ミドルタワー |
特徴
このモデルは10コア16スレッドのCore i5-14400Fを搭載した中性能PCです。32GBメモリにアップグレードで、より多くの音源やエフェクトを同時に使用するプロジェクトでも快適に作業できます。
- Core i5-14400Fは中程度の処理能力を持ち、DTM用途ではバランスの取れた性能を発揮
- カスタマイズでメモリ容量64GBを選択可
マウスコンピューター(ミドルタワー / Ryzen 7 9700X / 32GB / SSD 1TB)
価格:税込334,10円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Ryzen 9 9700X (8コア16スレッド) |
【DDR5】32GB(16GB×2) ※16GB→32GBに変更 |
1T(PCIe 4.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI×1、DP×3 | Geforce RTX 4070 Ti SUPER |
ミドルタワー |
特徴
このモデルはRyzen 7 9700Xと32GBのメモリを搭載しており、GeForce RTX 4070 Ti SUPERの重い処理も難なくこなせる構成になっています。高速SSDで快適な動作環境を実現し、水冷CPUクーラーで安定性も高いです。
- 高性能CPUと32GBメモリで、複数トラックや複雑なエフェクトを使用した際も安定したパフォーマンスを提供
- 水冷CPUクーラー搭載により、長時間の負荷がかかる作業でも安定した動作を維持
FRONTIER(ミドルタワー / Core i7-14700KF / 64GB / SSD 1TB)
価格:税込411,800円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i7-14700KF (20コア28スレッド |
【DDR5】64GB(32GB×2) ※32GB→64GBに変更 |
1TB(PCIe 4.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI×1、DP×3 | Geforce RTX 4070 Ti SUPER |
ミニタワー |
特徴
このモデルはCore i7-14700Fと64GBメモリを搭載しており、大規模な音源や多数のプラグインを使用するDTM作業も快適にできます。RTX 4070 Ti SUPERは動画編集や3Dモデリングにも対応。
- 高性能なCore i7-14700Fと64GBメモリで、メモリ負荷の高いプロジェクトでも快適に作業可能
- 動画編集や3DモデリングなどのDTM以外のクリエイティブ作業も快適
パソコンショップSEVEN(フルタワー / Core i9-14900K / 64GB / SSD 1TB)
価格:税込549,780円
CPU | メモリ | SSD容量(OS) | HDD容量 |
---|---|---|---|
Core i9-14900K (24コア32スレッド) |
【DDR5】64GB(32GB×2) | 1TB(PCIe 4.0×4) | ー |
ディスプレイ出力 | ビデオチップ | 本体形状 | |
HDMI(v2.1)×1、DP(v1.4)×3 | Geforce RTX 4070 Ti SUPER |
フルタワー |
特徴
このモデルはCore i9-14900Kと64GBメモリを搭載しており、快適な環境でDTM作業ができます。拡張性と強力な冷却性能も魅力。キャプチャーボード搭載で配信にも対応しています。
- Core i9-14900Kと64GBメモリで、重たい処理もスムーズ
- 優れた冷却性能と拡張性で、安定した動作と将来的なアップグレードにも対応