Native Instrmentから販売されている「SYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLE」はSoundironとコラボレーションして生まれたブラス音源です。
トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバともにアンサンブルは8人構成となり、最大8つのラウンドロビンを備えています。操作性は良く、アーティキュレーションの割り当て変更も容易にできるためストレスなく使用できる音源です。
「ステレオマイク」「クローズマイク」「ミッドマイク」「ファーマイク」の4種類の異なるマイク位置で収録されているため調整によっては複数ジャンルの曲制作が可能です。
この記事ではSYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLEの解説をします。4種類のマイク設定やアンサンブル設定など、その特徴を具体的に紹介していきます。
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SYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLEの紹介
音源概要
公式HP
商品リンク
SYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLEの使い方
音源を読み込む
SYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLEでは「トランペット」「ホルン」「トロンボーン」「チューバ」4つの管楽器と1つのブラスアンサンブルから選択してKONTAKT上に読み込ませます。
アンサンブル設定を行う
※ここではBrass Ensemble.nkiを読み込んだ場合の説明を行います。
アンサンブル設定はEnsembleタブから変更できます。
「チューバ」「トロンボーン」「ホルン」「トロンボーン」のボタンをクリックすると使用または未使用に切り替わります。アンサンブルごとに音量の調節ができ、音が鳴るキーの設定も可能です。
パフォーマンスコントロールを行う
■アーティキュレーションの選択
SYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLEではそれぞれの音源ごとにアーティキュレーションが複数用意されており、最大8種類のアーティキュレーションをMIDIノートへ割り当てが可能となっています。
アーティキュレーションはキースイッチで変更可能。デフォルトはMIDIノートのC0~G0に割り当てられています。キースイッチのMIDIノート変更や対応するアーティキュレーションの変更も可能です。
■パフォーマンス設定
ダイナミクスのコントロールはパフォーマンスタブ内の中央のつまみから変更可能。デフォルトではモジュレーションホイール(MIDI CC1)に割り当てられており、動的にダイナミクスを調整する場合に使用します。
エクスプレッションやMIDIノート入力時、「アタックタイム」「リリース」「タイネス(サンプル音源の再生位置の設定)」「モーション(ビブラート)」もパフォーマンスタブで行います。
■レガート設定、リピート設定
レガートが有効な場合、MIDIのベロシティによってポルタメントとレガートが切り替わり、切り替えるベロシティの閾値(しきいち)はレガート設定のスライドを移動させることで決定します。
リピート設定が有効の場合はMIDIノートがONの場合は音源をリピートし続け、リピート時間やリピートパターンの選択できます。
■ラウンドロビン設定
ラウンドロビン設定では8パターンあるサンプルを1から8の順番に再生するかランダムで再生するか選択可能です。
ミキサー設定を行う
ミキサー設定をおこなう場合、Mixerタブでマイクの設定やエフェクトの設定ができます。
■マイクの設定
SYMPHONY SERIES BRASS ENSEMBLEではマイクが4種類用意されており、「ステレオマイク」「クローズマイク」「ミッドマイク」「ファーマイク」の中から選択します。また、それぞれMIXすることも可能です。
エフェクトの設定を行う
Mixerタブの下部にて音源に「イコライザー」「コンプレッサ」「リバーブ」をかけることが可能です。
■イコライザー(EQ)
EQ設定はKONTAKT内の3-band EQに割り当てられています。Midのみバンド幅の設定が可能でLowとHighはバンド幅が0.5に設定されています。
■リバーブ(REVERB)
10グループ100種類のリバーブから選択可能です。
■コンプレッサー(COMP)
COMP設定はKONTAKT内のSolid Bus Compに割り当てられています。
FILTER設定はKONTAKT内のLP2(ローパスフィルタ)に割り当てられています。FILTER設定のResonanceはカットオフの周波数をどの程度目立たせるかを設定でき、Resonanceを100パーセントにするとカットオフで設定した周波数はブーストされカットオフ周波数以下は少し抑えられます。