DTMで使用されるDAWソフトにはさまざまな種類があり、有料のものから他機材のバンドル版などいろいろ挙げられます。その中には一部無料のDAWとして有名なものに『Studio One Prime』があります。Windows/Mac両方対応しているフリーDAWなのでMacユーザーでDTMを始めてみたいという人にもおすすめです。
2024年9月末にPreSonusからStudio Oneの次期メジャー・バージョンアップに伴い、製品構成や価格変更も実施する発表がありました。
その中でStudio One Primeの提供が10月9日で終了すると発表され、今後についてのサポートがあるか不明となっています。そのためStudio One Primeユーザーは念頭に置いて使用をおすすめします。
Studio Oneの次期メジャー・バージョンアップが日本時間10月10日に登場予定!?このリリースに伴い製品構成や価格変更も実施です。またStudio One 6 Professionalをお持ちでない方は今がチャンス!そして、Studio One Primeが10月9日で提供終了となります。ご入用の方はお早めに。
製品版は以下の公式HPから購入できます。
- 1. Studio One 5 Primeの入手
- 2. Studio One 5 Primeのセットアップ
- 3. オーディオデバイスを設定する
- 4. 録音の基本
- 日本語マニュアル入手方法
- 関連記事まとめ
1. Studio One 5 Primeの入手
My.PreSonusのアカウント作成からStudio One 5 Primeのダウンロードまでの手順を説明します。
1.1 My.PreSonusにアクセス
以下のURLからMy.PreSonusにアクセスします。
1.2A My.PreSonusアカウントの作成(アカウントを持っていない場合)
My.PreSonusアカウントを持っていない場合、StudioOne Primeの入手前にアカウントを作成する必要があります。言語が使用言語(ここでは日本語)になっていない場合は「GET THE DEMO」の下の言語表示をクリックすることで変更が可能です。
- ログイン画面へアクセス後に「言語選択」をクリック
- 使用する言語を選択または変更後に「CreateAccount」をクリック
- 必要事項を入力後に「PreSonus使用条件を読み同意します」にチェックを入れる
- 「保存」をクリック
- 登録したメールアドレスにアクティベーション完了に必要なメールが届く
- 「アカウントをアクティベートするためにこちらをクリック」をクリック
①ログイン画面へアクセスします。
②右上の言語選択をクリックします。
③言語を使用する言語(ここでは日本語)に変更します。
④「CreateAccount」をクリックします。
⑤赤枠の部分を入力し「保存」をクリックします。
⑥アカウント作成が完了すると、メールでアクティベーションを完了させるためのメールが届きます。「アカウントをアクティベートするためにこちらをクリック」をクリックします。
※もしメールが届いていない場合、アカウントのホームに行くとメールの再送ボタンがあるのでそれをクリックします。
My.PreSonusアカウントの作成が終わったら『1.3 Studio One 5 Primeのダウンロード』をします。
1.2B サインアップ(アカウントを持っている場合)
My.PreSonusアカウントを持っている場合、ログイン後に「Shop」からインストーラーをダウンロードできます。
- My.PreSonusでメールアドレスとパスワードを入力
- 「ログイン」をクリック
1.3 Studio One 5 Primeのダウンロード
①ホーム画面左上から「Shop」をクリックし、ショップ画面に移動します。
②ショップ画面の「StudioOne」をクリックします。
③リストからStudio One Primeを探します。値段は0円ですが、購入操作をする必要があります。カートへの追加方法は「Add to Cart」をクリックです。
④「Proceed to Checkout」を押します。
⑤Accountのホームに戻り「Products」>「Software」>「DounloadInstaller」をクリックしてインストーラをダウンロードします。
次はStudio One Prime のインストールとアクティベートについて説明します。
2. Studio One 5 Primeのセットアップ
2.1 Studio One 5 Primeのインストール
①ダウンロードしたインストーラ(PreSonus Studio One 5 Installer.exe)を実行し、赤枠の位置をクリックして先へ進めます。
②インストール場所を変更する場合は、インストール先フォルダのパスを変更します。特に変更の必要がなければ先へ進み、インストールを完了させます。
2.2 Studio One 5 Primeのアクティベーションとプラグイン追加
①windowsの検索ボックスに「studio one 5」と入力し、Studio One 5 (アプリ)を実行します。
②初回起動時はアクティベーションが必要なため、以下の画面が表示されます。内容を確認の上で「同意する」をクリックして次へ進みます。
③メールアドレスとパスワードを入力し、ログインします。
④「Studio One Primeを実行~」を選択し「Studio One Primeをアクティベート」をクリックします。
⑤ループ素材やサードパーティプラグインなどのインストール画面が表示されます。インストール先を必要に応じて変更し「インストール」をクリックします。
⑥「はい」をクリックし、Studio Oneを再起動させます。
これで完了です。
3. オーディオデバイスを設定する
DAWはインストール後、環境・オーディオ設定をしなければ正常に機能しません。ここでは簡易的なオーディオ設定について説明します。さらに詳しい設定方法は下記の記事を参考にしてください。
3.1 オプション画面を開く
Studio One 5 Primeを起動した後、トップ画面の中央にある設定画面から「オーディオインタフェイス画像」または「オーディオデバイスなし」をクリックします。
場所:「Studio One」>「オプション」
オプション画面は操作画面のメニューバーからも開けます。
3.2 オーディオデバイスの設定
オーディオデバイスの設定は、録音で使用するオーディオインターフェイスまたはPCのマイク入力などをStudioOne 5 Primeで使うために必要です。
この設定は使用するハードウェアによって変わり、オーディオインターフェイスとPCの内蔵オーディオ端子を使う場合の2つに大きく分けられます。
- オーディオインターフェイスを使用
- パソコン搭載のヘッドフォン端子・マイク録音・ディスプレイスピーカー出力などを使用
1. オーディオインターフェイスを使用
場所:「オーディオ設定」>「オーディオデバイス」
オーディオインターフェイスを使用する場合「オーディオデバイス」を接続しているオーディオインターフェイスに指定します。
詳細な設定をする場合は「コンロトールパネル」のクリックし、オーディオインタフェイスの専用設定ソフトが起動させて変更します。
2. パソコン搭載のオーディオ端子を使用
場所:「オーディオ設定」>「オーディオデバイス」
パソコン搭載のオーディオ端子などを使用する場合はWindows Audioを選択します。
「オーディオデバイス」を「Windows Auido」に指定した後に「コントロールパネル」をクリックしてデバイスの設定画面を開きます。
コントロールパネルでは「再生デバイス」と「レコーディングデバイス」で使用する機器にチェックを入れます。
「再生デバイス」はスピーカーやヘッドフォンが接続されているデバイスを、「レコーディングデバイス」は録音で使用する機器をチェックします。設定が完了したら「閉じる」をクリックします。
4. 録音の基本
ここでは録音方法について簡単な説明します。さらに詳しい内容は下記の記事を参考にしてください。
4.1 録音の準備
1.「新規ソング作成」をクリック
2.新規ソングの設定
場所:「スタイル」>「空の新規」
次に「スタイル」>「空の新規ソングを作成」をクリックします。ここでの設定はサンプルレートをオーディオインタフェイスの設定と同じ内容を選択します(「テンポ」も分かっていればBPMを入力)
その後「オーディオファイルをソングテンポにストレッチ」のチェックは外して「OK」をクリックします。
4.2 トラックの作成とデバイス選択
1.オーディオトラックの作成
画面左側で右クリックして「オーディオトラックの追加」を選択します。
2.デバイスの選択
リストから「オーディオI/O設定」を選択します。
「追加」をクリックして「入力1」がリストに作成されます。この「入力1」に対して使用するチャンネルを選択します(モノではMの文字が入ります)
4.3 録音の開始と停止
作成したトラックの「録音準備ボタン(〇)」をクリックしてONにします。
録音の準備が整ったら、画面下の録音ボタン(●)をONにすると録音が開始されます。
録音中は黄緑色のエリアが伸びていき、停止ボタン(■)をクリックするまで続きます。停止後はエリアの色は青色に変化します。
4.4 書き出し(エクスポート)
Studio One 5 Primeの書き出し方法は2種類ありますが、ここでは「ステムをエクスポート」を紹介します。
1. 書き出し部分をドラッグで範囲指定
エクスポートしたい範囲をドラッグして指定します(赤枠部分)
2. 「ステムをエクスポート」をクリック
場所:「Studio One」>「ソング」>「ステムをエクスポート」
3. エクスポート設定後に「OK」をクリック
赤枠内を設定した後に「OK」をクリックするとファイルが出力されます。
日本語マニュアル入手方法
Studio One Primeの日本語マニュアルは、エムアイセブンジャパンでStudio One Primeのユーザー登録が必要です。ここではアカウント作成からドキュメントのダウンロードまで説明します。
MUSIC EcoSystemsアカウント作成
①MUSIC EcoSystemsにアクセスしてホームの会員登録をクリックします。
②表示される会員規約に同意すると登録画面に移動します。Eメールアドレスと名前を入力し会員登録を行います。
③メールが届くのでURLをクリックし、登録を完了させます。
④パスワード設定画面が表示されるので、パスワードを入力して「完了」をクリックします。
Studio one primeの製品登録
①MUSIC EcoSystemsのマイアカウントにある「所有製品/製品登録」をクリックし、製品登録画面へ移動します。
②赤枠の部分を入力し、製品登録を行います。Studio One 5 Primeではシリアル番号の入力は必要ありません。
③Studio One Prime5の製品登録が完了すると、所有製品/製品登録画面で日本語マニュアルのダウンロードが可能になります。
関連記事まとめ
【Studio One】使い方まとめ